【おすすめ投資信託】eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を解説

当サイトが提唱する超シンプル投資法では、日本を含む全世界の株式に投資をしてくれる投資信託を使用します。

そのようなタイプの投資信託として、非常に低コストで使いやすいものが2018年10月31日に設定されました。

それが、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です。

本日は、私の投資法において主力となる、この投資信託について徹底解説していきたいと思います。

基本データ

まずは、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の各種基本データについて見ていきます。

連動指数

  • MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が連動を目指すベンチマークは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスです。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、全世界およそ45ヵ国以上の株式市場の平均株価指数(時価総額加重平均)です。

全世界株式の時価総額の上位およそ85%をカバーしています。

つまり、この指数でほぼ全世界の主要な株式をカバーしていると言っていいでしょう。

全世界の株式に投資したいと考えている人にとって、代表的な株価指数となります。

コスト

  • 販売手数料 0円
  • 信託報酬 0.142%(税抜)
  • 実質コスト 不明

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はコストも非常に安く、0.15%未満での提供になっています。

最近では信託報酬が0.2%を切るファンドも珍しくなくなりましたが、信託報酬が1%を切ると安く感じた時代もありましたから、本当に良質なファンドが提供される時代になったと嬉しく感じています。

ちなみに、運用間もないということで実質コスト(信託報酬以外の売買コストや監査コストも含んだコスト)はまだ不明ですが、他のeMAXIS Slimシリーズはこちらも低く抑えられていますから、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) についてもそれほど高くはならないと期待しています。

運用会社

  • 三菱UFJ国際投信株式会社

「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」というコンセプトのもと、三菱UFJ国際投信株式会社が運用するeMAXIS Slimシリーズの中の1つとなります。

純資産残高

  • 12億2000万円(2019年2月1日時点)
  • SBI純資産ランキング(2670本中) 1550位

設定以来、順調な売れ行きで堅調に純資産残高を増やしています。

まだ全ファンドの中では平均未満の純資産残高ですが、中上位のファンドに成長する日も近いと思います。

販売会社

  • SBI証券
  • 岡三オンライン証券
  • カブドットコム証券
  • 松井証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券

運用開始直後はSBI証券と楽天証券のみでの取り扱いでしたが、その後順調に販路も拡大しています。

大手では、GMOクリック証券がまだ取り扱いができていないようですね。

ライバルファンドとの比較

日本を含む全世界の株式に投資できる投資信託は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)以外にもいくつかあります。

それらの投資信託とeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を比較してみましょう。

VS 全世界株式インデックス・ファンド

全世界株式インデックス・ファンドは、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と同じく、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する全世界株式型の投資信託です。

そのため、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とタイプとしてはまったく同じ投資信託ですが、異なるのはコストと純資産残高です。

コスト

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬が0.142%であるのに対し、全世界株式インデックス・ファンドは0.48%と、3倍以上のコストがかかります。

0.48%という信託報酬も、投資信託全体で見れば決して高くはないのですが、圧倒的にコストの安い eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) が出た以上、選ぶ理由がなくなってしまいました。

純資産残高

全世界株式インデックス・ファンドは設定から1年以上経過しましたが、まだ純資産残高10億円に到達していません。(2019年2月1日現在)

純資産残高についても、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に早くも抜かれてしまい、今後の安定運用という面でも、若干不安が残ります。

VS 全世界株式インデックス・ファンド の結論

以上のように、全世界株式インデックス・ファンドとeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は機能的にはほぼ同等ですが、コスト・資金の集まりによる運用の安定性の面で、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に軍配が上がります。

VS 楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(以下楽天VT)は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とは少し異なり、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資信託です。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスと同じく全世界株式の平均株価指数ですが、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスよりも小型の株式にまで投資先を広げており、さらに多くの株式に投資できます。

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスが全世界株式時価総額のおよそ85%程度をカバーしているのに比べ、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは、実に98%をカバーしていると言われています。

その他の比較ポイントとしては、コストと純資産残高、そしてファンドオブファンズという少し特殊な投資信託形態が挙げられます。

コスト

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬が0.142%であるのに対し、楽天VTはおよそ0.2126%と、0.07%ほど高くなっています。

また、第1期の運用報告書では、実質コストが0.5%近くと高めに出たようです。

第2期はさすがにもう少し下がると思いますが、いずれにせよ、コスト面はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に優位性があります。

純資産残高

楽天VTは2017年9月の設定以降爆発的な人気が出て、現在では170億円を超える超巨大ファンドに成長しています。(2019年2月1日現在)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はまだ10億円を超えたところですので、純資産残高の大きさという運用の安定面では楽天VTに分があります。

しかし、最新の売れ行きについては、両ファンドとも良い勝負のようですので、今後どちらのファンドがこの分野でシェアを取るかはまだまだわからないでしょう。

ファンドオブファンズという特殊な形態

楽天VTは、ファンドオブファンズという少し特殊な形態を取っています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のような通常の投資信託は株や債券に直接投資をするのですが、ファンドオブファンズというのは、株や債券に投資している投資信託に投資をするという、ある意味二重構造のような形になっています。

楽天VTは、バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)というアメリカの投資信託(ETF)に投資をする投資信託なのです。

バンガード・トータル・ワールド・ストックは、アメリカで販売されているとても人気のある投資信託(ETF)です。

日本人も購入できるのですが、何せ海外の投資信託(ETF)ですから、手続きが何かとややこしく、初心者にはなかなか手を出しにくいものでした。

そんな憧れのVTを簡単に購入できるようにしてくれた!という点で、楽天VTは非常に画期的で、大人気となったわけです。

ただし、その分、手数料や課税関係が少し不利になるというデメリットもあります。

VS 楽天VT(楽天・全世界株式インデックス・ファンド)の結論

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の最大のライバルとなるのがこの投資信託です。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が採用しているMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスよりも、さらに広く世界の株式をカバーする指数を採用し、差別化しています。

また、純資産残高も、現時点では比較にならなくらい、楽天VTの方が巨大です。

一方、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、圧倒的な低コストでこれに対抗しています。

ファンドオブファンズという形を取る楽天VTは、構造上、どうしても手数料では不利になりやすく、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)にコストで対抗することは難しいでしょう。

全世界株式のカバー率を取るか、低コストを取るか、消費者の好みがわかれそうなところです。

私は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの全世界株式カバー率85%で十分。低コスト重視の考え方で、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を選んでいます。

VS SBI・全世界株式インデックス・ファンド

もう1つ、全世界株式に投資できる投資信託をご紹介しておきましょう。

それが、SBI・全世界株式インデックス・ファンドです。

この投資信託は、楽天VTと同じく、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスと連動することを目指し、ファンドオブファンズとして、投資信託(ETF)を買い付ける投資信託という形態になっています。

注目するポイントは、コスト・純資産残高・指数との乖離です。

コスト

SBI・全世界株式インデックス・ファンドの信託報酬は、およそ0.1389%(税抜)と、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をわずかに下回っています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬を下回る投資信託が初めて出現しました!これは期待できるでしょうか?

純資産残高

純資産残高は、現在約18億円となっています。(2019年2月1日時点)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)よりも少し多いですが、設定日がずっと早いことを考えると、資金の集まるペースは、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)よりも遅いことがうかがえます。

指数との乖離

そして、これがこの投資信託の最大の問題なのですが、連動を目指している指数との乖離が酷すぎます。

第1期運用報告書の6ページによりますと、なんと指数よりも1.2%もマイナス乖離してしまったとのことです。

やはりファンドオブファンズ形式の運用で指数に連動させるのは難しいのでしょうか。

これほど運用精度が低いとちょっと問題ですね。

VS SBI・全世界株式インデックス・ファンドの結論

SBI・全世界株式インデックス・ファンドはコスト面でも悪くなく、純資産残高も少々頼りなくはありますが、一定程度の資金を集めています。

しかし、第1期の運用報告を見る限りでは、指数との連動性という観点から運用精度に相当の難があることが見受けられ、ちょっとここに資産を託すのは不安だなというのが私の感想です。

運用実績

最新の運用実績では、指数との乖離率や純資産残高・ランキングの推移、ライバルファンドとのパフォーマンス対決などを紹介しています。

まとめ

以上、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の基本データ、ライバルファンドとの比較、そして最新の運用実績のご紹介をしてきました。

当サイトが提唱する超シンプル投資法では、日本を含む全世界の株式に投資する投資信託が必要不可欠であり、そのようなタイプの投資信託もいくつか販売されていますが、現時点ではeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が最適の投資信託だと考えています。

皆さんも、全世界株式タイプの投資信託を購入される際は、ぜひ参考にしてください。

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