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針井 真
2級FP技能士
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FP3級の「本当の合格率」は65.6%!推移分析でわかった難化傾向

FP3級合格率

「FP3級を受検してみたいけど、合格率って何%なんだろう?」

「合格率が高かったら、自分も合格できそうかな?」

FP3級試験を受けるかどうか決めるために、FP3級の合格率を知りたいと考えている人もいますよね。

FP3級試験の合格率はいろいろなところで語られていますが、「本当の合格率」は意外と知られていないことをご存知ですか?

FP3級の合格率は、「試験会場に来て実際に受検した人」の合格率で計算されていることが多いです。

つまり、「FP3級に申し込んだけど、勉強に挫折して試験を受けに来なかった人」は、不合格者としてカウントされていないのです。

そこで、この記事では、「FP3級試験を受けに来なかった人」も含めた、本当の合格率について解説します。

この記事を読めば、FP3級受検生のリアルな合格率がわかりますよ。

目次

【2020年9月】FP3級最新合格率(学科・実技)

【2020年9月】FP3級最新合格率

まず、2020年9月試験の最新のFP3級合格率について確認しましょう。

試験合格率
学科:共通65.6%
実技:資産設計提案業務74.4%
実技:個人資産相談業務31.6%
実技:保険顧客資産相談業務44.1%
合格率=合格者数÷受検申込者数

FP3級試験は「誰でも受かる」とか、「楽勝資格」とか言われることもありますが、意外と不合格の人も多いことがわかりますね。

それでは、各試験の合格率についてさらに詳しく見ていきましょう。

FP3級学科試験の合格率

【2020年9月】FP3級試験 学科合格率

FP3級学科試験の最新の合格率は、上の図の通りです。

FP3級の学科試験問題は、日本FP協会・きんざい共通なので、日本FP協会ときんざいの受検生を合計して計算しました。

2020年9月のFP3級試験では、合格65.6%・不合格17.7%・棄権16.7%となっています。

不合格とほぼ同じ人数が、FP3級試験をそもそも受けに来ていないことがわかりますね。

この中にはもちろん、急病の人や急用ができた人も含まれていると思いますが、それにしても数が多すぎます。

FP3級試験を棄権した人の多くは、申し込んだものの、勉強が間に合わなかったため受けに来なかったのではないでしょうか。

日本FP協会きんざいは、FP3級試験の合格率を「合格者÷試験を受けに来た人」で計算し、棄権した人は計算から除外しています。

しかし、FP3級の「本当の合格率」を知るためには、試験を受けに来なかった人も計算に入れるべきだと考えています。

FP3級実技試験「資産設計提案業務」の合格率

【2020年9月】FP3級試験 資産設計提案業務合格率

次に、日本FP協会の実技試験「資産設計提案業務」の最新の合格率を見てみましょう。

2020年9月の試験では、合格74.4%・不合格10.1%・棄権15.5%となっています。

後ほど説明しますが、日本FP協会の受検生はレベルが高いため、「資産設計提案業務」の合格率はとても高くなっています。

また、「資産設計提案業務」は、不合格の人よりも、棄権した人の方が多いことが特徴的です。

そのため、棄権した人を除外して合格率を計算すると、88.04%というとんでもない合格率になります。

FP3級実技試験「個人資産相談業務」の合格率

【2020年9月】FP3級試験 個人資産相談業務 合格率

次は、きんざいの実技試験「個人資産相談業務」の合格率を見てみましょう。

2020年9月の試験では、合格31.6%・不合格58%・棄権10.4%となっています。

日本FP協会の実技試験の合格率と比べると、かなり厳しい数字ですね。

「個人資産相談業務」は棄権者が少ないのが特徴で、ほとんどの人が試験会場に足を運んでいます。

その分、勉強が不十分な人も試験を受けていることになり、不合格者数の増加となってデータに現れているのではないかと考えています。

FP3級実技試験「保険顧客資産相談業務」の合格率

【2020年9月】FP3級試験 保険顧客資産相談業務 合格率

最後に、きんざいの実技試験「保険顧客資産相談業務」の合格率を見てみましょう。

2020年9月の試験では、合格44.1%・不合格34.4%・棄権21.5%となっています。

「保険顧客資産相談業務」も、日本FP協会の実技試験と比べると、厳しい結果となっています。

「保険顧客資産相談業務」は棄権者がかなり多いのが特徴です。

きんざいは棄権した人を除外して合格率を計算しているので、棄権者が多い「保険顧客資産相談業務」の合格率は、56.2%と高くなっています。

しかし、「保険顧客資産相談業務」に合格できた人は、実際のところ申し込んだ人の半分以下なのです。

FP3級試験の合格率は「棄権した人」も含めて考えよう

FP3級試験の合格率は、「棄権した人」も含めて考えることがより実態に近くなります。

「棄権した人」は、実力があるのに受けられなかった人もいると思いますが、合格する実力がなかった人が多いと考えられるからです。

公式発表では「棄権した人」を除外してしまうので、「勉強したけどよくわからなかったから、試験を受けに行かなかった」という人が、不合格として扱われません。

そのため、次のように合格率が高くなってしまうのです。

科目「棄権」を含まない「棄権」を含む
学科試験78.8%65.6%
資産設計提案業務88.0%74.4%
個人資産相談業務35.3%31.6%
保険顧客資産相談業務56.2%44.1%
スマホは右にスクロール

合格する実力がある人は、なんとか都合をつけて試験を受けに行こうと考えます。

しかし、合格する実力がない人は、試験に行くのを簡単にやめてしまうでしょう。

そのため、「棄権した人」も含めて合格率を見た方が、受検生のリアルな実態がわかるのです。

「FP3級って、実際どのくらい難しいの?」と詳しいことが気になる人は、次の記事を参考にしてください。
»【高得点合格者のホンネ】FP3級の難易度は簡単すぎ?難しい?

【難化傾向】FP3級合格率の推移

【難化傾向】FP3級合格率推移

最新のFP3級合格率について解説しましたが、次は過去のFP3級試験の合格率について見ていきましょう。

FP3級試験の合格率の推移を見てみると、全体的に難化傾向にあり、FP3級試験も油断できないことがわかります。

学科試験・実技試験にわけて解説しますね。

FP3級学科試験 合格率の推移

FP3級学科合格率推移

まずは、FP3級学科試験の合格率の推移です。

合格率は上がったり下がったりを繰り返していますが、全体的に少しずつ難化しています。

試験日合格率
2014年5月合格率48%
2015年5月合格率47%
2016年1月合格率46%
2017年1月合格率43%
2019年5月合格率41%

このように、ほぼ毎年、最低合格率の記録を更新しているからです。

直近3回の試験は合格率が急上昇していますが、「合格率が上がり過ぎているから調整しよう」という動きが見られてもおかしくないので、油断できません。

FP3級実技試験 合格率の推移

FP3級実技合格率推移

続いて、FP3級実技試験の合格率の推移です。

日本FP協会の「資産設計提案業務」は、2013年には70%あった合格率が、2016年以降、60%台に落ちることが多くなっていました。

直近の2020年9月試験では合格率は急上昇していますが、5月試験が中止となり、勉強期間が長くなったという特殊事情があることには注意が必要です。

「資産設計提案業務」の合格率は低下傾向にはありますが、それでも比較的安定しています。

難化傾向が激しいのは、きんざいの「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の2つです。

「個人資産相談業務」はもともと50%を超える合格率を維持しており、2016年9月には日本FP協会の合格率を上回るなど、合格しやすい実技試験でした。

ところが2018年9月以降、合格率が急低下しています。

直近の2020年9月試験では、合格率は32%まで落ち込んでしまいました。

私も試験問題を見てみましたが、日本FP協会の「資産設計提案業務」と比べると、常識や簡単な計算で解ける問題が少ないので、やはり難しく感じますね。

「保険顧客資産相談業務」はもともと合格率の低い実技試験でしたが、2018年1月試験以降、さらに合格率が低下。

合格率が30%を切ることも多くなりました。

合格しやすい実技試験を受けたいなら、日本FP協会で受検するのが間違いないです。

FP3級の合格率は下がっている

FP3級試験の合格率は、変動はありますが、徐々に下がってきているようです。

FP3級試験はネット上で「楽勝資格」とか「ノー勉で受かる」など、簡単アピールをされることが多くなってきました。

そのため、それを真に受けた「勉強しない受検生」が増えてきたのかもしれません。

特に、きんざいの実技の合格率の低下傾向は目を見張るものがあります。

「FP3級試験は簡単に受かる!」

そんな情報に惑わされず、しっかり対策する必要があります。

合格率だけを信じちゃダメ!日本FP協会の受検生はレベルが高い

FP協会の受検生はレベルが高い

FP3級試験の実技試験は、きんざいよりも日本FP協会の方が合格率が高いことを解説しました。

しかし、だからといって、「日本FP協会の実技試験はめちゃくちゃ簡単なんだ!」と早合点してはいけません。

確かに、私が解いた感覚でもきんざいの実技試験は難しいのですが、きんざいの合格率が低い理由はそれだけではありません。

きんざいの実技試験の合格率が低いもう1つの理由は、きんざいの受検生のレベルが、日本FP協会の受検生のレベルよりも低いからです。

どういうことなのか、詳しく解説しますね。

日本FP協会受検生の方が、学科試験の合格率が高い

FP3級試験の学科試験は、「日本FP協会」で受検しても「きんざい」で受検しても同じ共通問題が出題されます。

そのため、「日本FP協会」と「きんざい」の受検生のレベルが同じなら、どちらの団体の合格率も同じくらいになるはずです。

しかし、実際には「日本FP協会」の受検生の合格率の方が圧倒的に高いのです。

日本FP協会vsきんざい合格率

この傾向は過去のFP3級試験からずっと続いていて、「きんざい」の合格率は、なんと2013年から1度も「日本FP協会」に勝ったことがありません。

2020年9月の学科試験の合格率では、およそ20%の差がついています。

日本FP協会の実技試験の合格率が高いのは、日本FP協会の受検生のレベルが高いからでもあるのです。

そこで、きんざいの実技試験の合格率(2020年9月)に、学科試験の合格率の差である20%を補正してみると次のようになります。

科目補正前補正後(+20%)
資産設計提案業務74.4%
個人資産相談業務31.6%51.6%
保険顧客資産相談業務44.1%64.1%
スマホは右にスクロール

こうしてみると、「きんざい」の実技試験は「日本FP協会」と比べて少し難しいという私の体感に、かなり近くなります。

FP3級試験はしっかり勉強した人が受かる

FP3級試験の合格率と試験の難しさは、比例しません。

FP3級の学科試験は「日本FP協会」と「きんざい」で共通であるにもかかわらず、合格率がまったく違うのがその証拠です。

結局のところ、しっかり勉強した人はFP3級に合格し、勉強せずに試験を受けた人は落ちているということです。

FP3級試験のレベル感を知るために合格率は参考になりますが、大切なことは、しっかり勉強してFP3級試験に挑むということです。

FP3級試験の合格率まとめ

FP3級合格率まとめ

FP3級の学科試験の合格率はだいたい50%~60%で、実技試験の合格率は試験科目によって30%~70%と幅があります。

実技試験の合格率に幅があるのは、主に次の2つが原因です。

  • 日本FP協会よりきんざいの実技試験の方が少し難しい
  • きんざいよりも日本FP協会の受検生の方がレベルが高い

また、「FP3級試験は簡単」という情報に惑わされて油断する人が多いせいか、最近は合格率が低下傾向にあるのも気になるところです。

それでも、FP3級試験は合格しやすい資格試験であることに変わりはありません。

また、実際にちゃんと勉強すれば誰でも合格できる試験でもあります。

FP3級試験を受けることを決めたら、ネット上の情報に惑わされることなく、計画的にしっかり勉強してくださいね。

そうすれば、必ず良い結果が出るはずです。

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