【トルコリラ大暴落】FXで消耗した人へ。インデックス投資のすすめ

8月に発生したトルコリラショックとも呼ばれる、トルコリラの大暴落。

トルコリラは高金利通貨として人気が高く、投資をしていて巻き込まれた人も多かったのではないでしょうか・・・。

大きな含み損を抱えた方、あるいは強制ロスカットにより資産を失ってしまった方は、もはや投資なんて考えたくもない。私は投資に向いてないと思っているかもしれません。

そんなあなたにこそ、あえて私はお伝えしたいことがあります。

それが、インデックス投資のすすめです。

インデックス投資は、手間もかからず、初心者でも簡単にできて、今回のトルコリラショックぐらいではびくともしない、世界中で実践されている投資法です。

一方、FX取引は、初心者には難しく、リスクも高い投資方法だと考えています。

トルコリラの大暴落でダメージを受けてしまった人も、これに懲りて投資を辞めてしまうのではなく、インデックス投資を勉強して、投資家として再起を果たしませんか?

本日は、そんなご提案です。

インデックス投資とは何か

インデックス投資について簡単に説明すると、世界中の株式や債券などに投資信託を利用して分散投資し、投資対象は日経平均株価などの指数に連動するタイプのものとする投資方法です。

銘柄選定や売買タイミングを計ることには一切力を注がず、資金配分のみに注意を向ける、ある意味ほったらかしの投資術です。

FXで失敗した人に対して、なぜインデックス投資をすすめるのか。

それを説明するために、まずは今回のトルコリラショックを振り返りながらFXのデメリットを明らかにし、それに対するインデックス投資のメリットを説明していきます。

トルコリラ暴落で阿鼻叫喚

8月10日(金)から8月13日(月)にかけて、20円から15円まで大暴落をしてしまったトルコリラ。

インターネット上では含み損が大きく膨らんだり、強制ロスカットされてしまったトルコリラ投資家たちの嘆きが次々と投稿されました。

例えば、オレ的ゲーム速報のJINさんも、こちらの動画をアップしています。

他にも、強制ロスカットをTwitterで嘆いている方もいらっしゃいますし、情報発信をしていないものの、大変な損失を被っている方も水面下にたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

FXのデメリット

FXの怖さをまざまざと見せつけられた今回の事件ですが、今回のような事態に陥る原因となるFXのデメリットを1つ1つ探っていきましょう。

レバレッジによる強制ロスカットが起こり得る

FXは、資金効率を上げるためのレバレッジという仕組みがあり、ほとんどの方が利用しています。

しかし、その裏返しとして、証拠金が不足するほどの大暴落が発生した場合、強制的にロスカット(決済)となって損失が確定してしまう仕組みになっており、今回のトルコリラの暴落では、多くの人がこの強制ロスカットの餌食となりました。

長期投資が成功しにくい

為替取引というのは、各国の通貨と通貨の取引です。

よって、国と国との綱引きのような関係になっており、長期的に見れば上がり続けることがほぼ確定している通貨というものは存在しません。

もし、そういうことが確定している通貨があるのであれば、安全なレバレッジ(究極に安全なレバレッジは1倍以下)で長期保有していれば、いずれは報われることになるのですが、FXの場合は長期投資したからといって成功する保証はないのです。

集中投資になりやすい

FXは、投資家が好みの通貨ペアを選んで投資を行います。

少ない人ですと、1つの通貨ペアにしか投資をしていないこともありますし、多い人でも10ペアぐらいの分散ではないでしょうか。

FX投資家はこのように集中投資になりやすい傾向があり、そこに自分が保有している通貨の大暴落を食らってしまうと、資産の大半を危険にさらすということになってしまいます。

インデックス投資のメリット

トルコリラはスワップ金利が高いから、トルコリラにレバレッジをかけて長期保有すれば儲かる!と考えて、資金をトルコリラに集中させていた日本人。

それが、今回のトルコリラショックの一番の被害者です。

よく考えてみると、そういった人たちは、

  1. 強制ロスカットのリスク
  2. 長期投資が報われにくいFXの特性
  3. 集中投資になりやすいFXの傾向

という3つのデメリットすべてが顕在化する事態となった結果、危機的な状況に陥ったと言えます。

そんな状況の人たちに、インデックス投資をすすめるのにはもちろん理由があります。

インデックス投資は、FXのこれらの弱点をすべてカバーしているからです。

インデックス投資のメリットは次の3つです。

強制ロスカットは起こり得ない

投資信託を利用したインデックス投資は、レバレッジをかけることがないため、強制ロスカットされることはありません。

長期投資が成功しやすい

インデックス投資は、主に世界中の株式に投資します。

ご存知の通り、世界経済はこれまで時代とともに多少の上昇下落を繰り返しながら、右肩上がりに成長してきました。

今後、急に世界経済が衰退を始めるとは考えにくく、これからも長期的には世界経済は成長していくと思われます。

その前提に立てば、10年、20年、30年と長期視点で投資を行えば、成功する可能性は非常に高いと言えます。

集中投資になりにくい

インデックス投資は、世界中に分散投資をすることが基本となっています。

例えば、私が購入しているeMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)は、なんと47カ国に分散投資してくれています。

FXで47カ国に分散投資することはほぼ不可能に近いのではないでしょうか。

47カ国の中には今回通貨が大暴落したトルコも含まれていますが、これだけ分散されていれば、影響は限定的です。

トルコショックの発生時、インデックス投資はどうなったか

このように、インデックス投資は、トルコショックで損失を受ける原因となったFXの弱点を、見事にカバーしています。

それでは、インデックス投資をしていれば、今回のトルコショックでも本当にダメージを抑えることができていたのでしょうか。

実際のデータを見てみましょう。

上のグラフは、私が購入している投資信託、eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)の8月の価格の推移です。

歴史に残るトルコリラの大暴落が発生していたころ、確かにこの投資信託の価格も下落していますが、その下落率はわずか2%ほどに過ぎません。

さらにその後もずるずると価格下落は続きますが、当然破産とは無縁の値動き。

しかも、8月後半になると復活まで果たしています。

このように、世界中に分散したインデックス投資は、今回のような危機発生時にも、びくともしない強さがあるのです。

インデックス投資の唯一のデメリット

そんな無敵のインデックス投資にも、唯一の弱点があります。

それは、インデックス投資では一攫千金が狙えないということです。

インデックス投資はFXのように、少ない資金にレバレッジをかけて何倍もの金額を取引するということはありません。

また、世界中に分散投資するということは、リターンが世界中の企業の平均点になってしまうということです。

そのため、インデックス投資は破産の恐怖がない代わりに、資産をすぐに10倍、20倍にするという大儲けも味わうことができないのです。

JPモルガン・アセット・マネジメントは、世界株式の期待リターンを5.75%と予想しています。(JPモルガン・アセット・マネジメント57資産の期待リターン長期予想を発表~前例のない市場環境を15年予測~

少しずつ、コツコツと資産を増やすことしかできない。それが、インデックス投資のデメリットです。

それでも、インデックス投資を資産運用の中心に

しかし、そうだとしても、私はインデックス投資を資産運用の中心にするべきだと考えています。

なぜなら、インデックス投資は特別な知識も必要なく、破産の心配もなく、誰でも安定したリターンを得ることができるからです。

資産運用に必要なのは、一攫千金のスリルではなく、堅実な資産の増加です。

それでも一攫千金の夢を見たいのなら、インデックス投資を資産運用の中心に据えたうえで、失ったとしても眠れなくなることのない金額で、FXなどのハイリスク商品を買うべきだと思います。

まとめ

以上、トルコリラショックで大きな損失を出してしまったFXトレーダーの方に向けて、インデックス投資を資産運用の中心にする提案をさせていただきました。

インデックス投資は大きな損失を被る可能性がとても低く、誰でも同じように、堅実に利益を上げていける投資方法です。

生き馬の目を抜くようなFXの世界で消耗してしまった人・トルコリラショックで資産を失ってしまった人、そんな人たちにとっても、やさしい投資方法だと確信しています。

この記事を見て、インデックス投資が、これからコツコツと資産を増やしていこうと考えている人の選択肢の一つとなってくれればうれしいです。

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