GPIFのアクティブ運用割合の推移。意外とアクティブファンドを使っていた!

年金

年金の運用を行っているGPIFというと、インデックスファンドを使ったパッシブ運用のイメージがあります。

しかし、実は意外とアクティブファンドを使ったアクティブ運用も行っているのをご存知でしょうか?

本日は、あまり知られていないGPIFのアクティブ運用の実態について迫りたいと思います。

GPIFのアクティブ運用割合の推移。意外とアクティブファンドを使っていた!

GPIFは、設立時、資産の49.93%をアクティブファンドで運用していました。

現在では、パッシブ運用が77.87%、アクティブ運用が22.13%となっています。

また、インデックスファンドにアクティブファンドは勝てないとよく言われますが、GPIFの場合、意外とアクティブ運用が成果を出しています。

アクティブ運用の割合の推移

それではまず、2001年の設立以来、GPIFのパッシブ運用とアクティブ運用の割合が、どのように推移してきたかを見てみることにいたしましょう。

出所:GPIFのデータを基に針井作成

GPIFは、最初パッシブ運用とアクティ運用の割合がほとんど半々だったことがわかります。

しかし、そこから徐々にパッシブ運用の割合が増加し、2013年度末にはパッシブ運用が86%に達します。

ところが、2014年度以降は再度アクティブ運用が見直され、2018年度末時点ではパッシブ運用が77.87%、アクティブ運用が22.13% となっています。

GPIFは最初はインデックス運用とアクティブ運用が半々で始まったんですね。

その後、徐々にインデックス運用が優位となり、2013年度にはその割合がピークに達します。

このままインデックス運用100%に移行していくのかと思いきや、その後アクティブ運用が見直されているのが興味深いですね。

アクティブ運用は結局インデックスに勝ってるの?

それでは、GPIFが行うアクティブ運用は、結局のところ、ベンチマークに勝っているのでしょうか?

2018年度末時点での、ベンチマークに対しての過去10年間の年率超過収益について見てみましょう。

出所:GPIFのデータを基に針井作成

このように、意外なことに国内債券・国内株式・外国債券の3つの資産クラスで、アクティブ運用がベンチマークを超える収益を得ています。

外国株式については、残念ながらベンチマークに負けてしまっているようです。

アクティブ運用が一定の成果を出していることが、GPIFがアクティブ運用を取り入れ続けている理由なのかもしれませんね。

まとめ

以上、GPIFの知られざるアクティブ運用の実態についてご紹介しました。

初年度は意外にもパッシブ運用とアクティブ運用が50%ずつだったGPIF。

しかし、徐々にパッシブ運用の割合が増加していき、現在では資産の80%近くがインデックスファンドで運用されています。

アクティブファンドはインデックスファンドに勝てないとよく言われますが、GPIFのアクティブ運用はインデックス運用を上回る一定の成果を出しており、これがGPIFがアクティブ運用を取り入れ続ける理由になっているのかもしれません。

何かとセンセーショナルに報道されるGPIFによる年金運用ですが、その運用の実態を良く知ったうえで、建設的な議論がなされるようになると良いですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください