インデックスファンドの代わりにひふみ投信はアリか?

当サイトでは、投資するたった1つの投資信託として、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をおすすめしています。

しかし、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は必ずしも人気のある投資信託ではありません。

現在、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)よりもずっと人気がある投資信託の1つに、ひふみ投信というものがあります。

現在ひふみ投信を購入している人、あるいは、ひふみ投信を購入したいと思っている人も多いのではないしょうか。

そこで本日は、インデックスファンドであるeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の代わりに、ひふみ投信を購入することはアリなのか、解説していきたいと思います。

ひふみ投信とは?

ひふみ投信を購入している人、検討している人はすでにご存知でしょうが、ひふみ投信を知らない人のために、ひふみ投信について簡単に紹介します。

ひふみ投信はアクティブファンドに分類され、主に日本の株式に投資をする投資信託ですが、一部、海外株にも投資を行うグローバルなアクティブファンドです。

ひふみ投信は次の3つの理由により、大人気のアクティブファンドへ成長しました。

  1. 10年でおよそ4.5倍という驚異的な成績
  2. カンブリア宮殿で特集
  3. 審査の厳しい「つみたてNISA」にも採用

順に見ていきましょう。

①10年でおよそ4.5倍という驚異的な成績

ひふみ投信が圧倒的な人気を獲得した背景には、10年間で資産を4.5倍にしたという驚異的な実績があります。

過去10年間、日本株式自体が好調だったのですが、それでも日経平均株価は約2倍という成績。

4.5倍というひふみ投信の実績は驚異的です。

②カンブリア宮殿で特集

この驚異的な運用成績が話題となり、テレビ東京の人気ビジネス番組、カンブリア宮殿で丸々1時間の特集が組まれます。

私も偶然見ていたのですが、ひふみ投信のファンドマネージャーである藤野英人氏がいかに優れた能力を持っているか、ひふみ投信がいかに顧客目線で運営されているかを紹介する番組でした。

これをきっかけにひふみ投信は一般の人に広く知られるようになり、人気が沸騰します。

③審査の厳しい「つみたてNISA」にも採用

2018年から始まった「つみたてNISA」は、制度のスタートにあたって、投資できる投資信託が金融庁によって厳選されました。

その結果、数千あると言われるアクティブファンドの中からつみたてNISAの対象となったのは、わずか17本の投資信託だけ。

ひふみ投信は、そのつみたてNISA対象の投資信託に選ばれた数少ないアクティブファンドです。

ある意味、金融庁の一定のお墨付きもらったアクティブファンドだと言えるでしょう。

そんなに良い投資信託なら、ひふみ投信を購入しても良いのでは?

このような理由により、ひふみ投信は日本で1、2を争う人気アクティブファンドに成長しました。

これだけ素晴らしい投資信託であれば、インデックスファンドの代わりにひふみ投信に投資をしたいと考える人も当然いらっしゃると思います。

それでは、インデックスファンドの代わりにひふみ投信を購入することはアリなのでしょうか?

インデックスファンドの代わりにひふみ投信はアリか?

結論から言いますと、インデックスファンドの代わりにひふみ投信を購入することはおすすめしません。

その理由は、主に次の4つです。

  1. コストが高い
  2. 大きくなりすぎた
  3. 直近の成績は必ずしも良くない
  4. 将来の成績はわからない

順に解説していきますね。

①コストが高い

ひふみ投信は、買付手数料無料、信託報酬が約1%と、アクティブファンドとしては大変良心的なコスト設定になっています。

ですので、他のアクティブファンドと比較した場合、むしろコストの安い良心的なファンドと言うことが出来るでしょう。

しかし、インデックスファンドと比較するなら話は違ってきます。

私が推奨しているeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)なら、買付手数料はもちろん無料、信託報酬は約0.15%です。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)と比較すると、ひふみ投信でさえ、コストは高いと言わざるを得ません。

②大きくなりすぎた

驚異的な実績とそれがテレビ番組で取り上げられた効果で、ひふみ投信には巨額の資金が流れ込み、日本を代表する巨大なファンドへと成長しました。

そのこと自体は喜ばしいことなのですが、運用には悪い影響を与えている可能性があります。

テレビ番組でも紹介されていましたが、ひふみ投信は新興のクリーニング店など、有望な中小型株を見極めて、その成長をうまく取り込むことで驚異的な成績を上げることが出来ました。

しかし、大量の資金が集まった結果、時価総額が小さく、流動性も低い中小型株を中心とした運用は難しくなり、時価総額が大きく、流動性も高い日本国内の大企業、アメリカの大企業への投資がどんどん増えています。

このように、ひふみ投信の得意な投資スタイルが封印された状況下で、過去10年と同じような成績を上げるのは難しいのではないかと考えています。

③直近の成績は必ずしも良くない

設定来、驚異的なパフォーマンスを見せてきたひふみ投信ですが、直近の成績は実は必ずしも良くありません。

私が推奨するeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とのパフォーマンス比較がこちらです。

2018年11月以降のパフォーマンスを比較したものですが、ご覧の通り、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)がひふみ投信の成績を大きく上回っています。

売れている投資信託の方が、必ずしも成績が良いわけではないということです。

④将来の成績はわからない

このように、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)よりもコストが高く、運用資金が大きすぎるという弱点を抱え、直近の運用成績が低迷しているという状況を考えると、ひふみ投信が将来もこれまで通り高いパフォーマンスを残せるかどうかは、まったくの未知数と言えるでしょう。

以上、4つの理由から、私はインデックスファンドの代わりにひふみ投信を購入することはリスクが大きいと考えています。

まとめ

ひふみ投信は、設定来、非常に優れた成績を残し、現在も人気の高い投資信託です。

コストもアクティブファンドとしては良心的であり、運用状況の報告をファンドマネージャー自らが積極的に行うなど、顔の見える運用を行っていることは大変好感が持てます。

しかし、過去10年のような驚異的な成績を将来に渡って継続できるかはまったくの未知数です。

そんな中、ひふみ投信に賭けることは、ある意味ギャンブルになってしまいます。

その点、インデックスファンド(eMAXIS Slim全世界株式オール・カントリー)であれば、コストも安く、「そこそこの成績」を残すことは予測できます。

そのため、私はやはり、運用の中心はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)にするべきだと考えるのです。

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