投資信託の大損を防ぐリスク管理【インデックス投資】

投資のリスク管理

投資をするうえで1番気になるのは、やはり「大損してしまうのではないか」ということでしょう。

テレビなどでは、時々、投資によって大損・破産してしまった人がセンセーショナルに取り上げられます。

しかし、インデックスファンドと呼ばれる投資信託を使ったインデックス投資では、投資によって大損してしまったり、破産してしまったりするリスクをほぼ、コントロールすることができます。

インデックス投資のリスク管理を行う上で、もっとも大切になるのが、アセットアロケーションという考え方です。

このアセットアロケーションさえマスターしてしまえば、あなたは投資のリスクをコントロールすることができるようになります。

そこでこの記事では、インデックス投資歴10年の私が、

  • アセットアロケーションとは何か
  • 理想のアセットアロケーションについて

などの観点から、投資信託のリスクとの付き合い方について、徹底解説いたします。

インデックス投資のリスク管理で1番大切なのはアセットアロケーション

インデックス投資のリスク管理で1番大切なのは、アセットアロケーションという考え方です。

アセットアロケーションの考え方を理解して、適切なアセットアロケーションで運用することさえできれば、どんな暴落が起きても、投資のリスクをほぼコントロールすることができます。

それでは、まずは「アセットアロケーションとは何なのか」ということから説明していきましょう。

アセットアロケーションとは?わかりやすく解説するよ

アセットアロケーションを一言で言ってしまうと、資産の配分のことです。

アセットが資産、アロケーションが配分を意味します。

例えば、日本人に1番多いアセットアロケーションは、こちらではないでしょうか。

アセットアロケーション

全部の資産を現金で持っているというパターンですね。

一方、私が目指しているアセットアロケーションは、こんな感じです。

アセットアロケーション②

自分の資産のうち、30%を世界中の株式に配分することを目標にしています。

このように、アセットアロケーションとは、自分のお金を、どのような資産に配分していくかということなんです。

アセットアロケーションがリスク管理に重要な理由

インデックス投資のリスク管理するうえで、アセットアロケーションは最も重要になります。

なぜなら、アセットアロケーションの良し悪しで、順調に資産を伸ばしていくこともあれば、破産してしまうこともあるからなんです。

これから投資をしようと考えている人は、現金(日本円)100%だった自分のアセットアロケーションのうち、いくらかを株式などの資産に変えようとしているわけです。

その時、1%だけを株式にした場合、破産してしまうと思いますか?

もちろん破産しませんよね。

なぜなら、運悪く投資した企業が倒産し、株の価値が0円になってしまったとしても、残り99%の現金が残っているからです。

自分の資産が1%減っただけで、破産してしまう人はそうはいないでしょう。

しかし、この時の問題点は、株が値上がりしても、あまり儲からないということです。

例えば、500万円の資産がある人が、資産の1%の5万円だけを投資したとします。

その5万円を、10年かけてなんと2倍にしました。

それでも、利益はたったの5万円です。

これでは、ちょっと物足りないですよね。

それでは逆に、自分の資産の99%を株式にした場合はどうでしょう。

500万円の資産のうち、495万円を投資に回すことになります。

この投資資金を、10年で2倍にすることができれば、利益はなんと495万円になりました。

これはなかなかのインパクトがありますよね。

しかし、99%を投資に回してしまったので、手元に残るお金は5万円だけです。

もし、投資した企業が倒産でもしてしまったら、あなたの財産は5万円になります。

これではほとんど破産ですよね。

このように、投資した株が2倍になった時、倒産してしまった時、あなたの資産がどのような影響を受けるかは、あなたが全資産のうち、何%を投資に振り向けるかというアセットアロケーションの影響を強く受けることがよくわかります。

インデックス投資のおすすめアセットアロケーション

おすすめのアセットアロケーション

アセットアロケーションが投資のリスク管理において重要なことはわかりました。

それでは、理想のアセットアロケーションとは、どんなものなのでしょうか?

それは、あなたが取れるリスクの範囲の中で、できるだけ投資の割合を増やすことです。

資産における投資(主に株式)の割合を増やせば増やすほど、期待できる利益は増えます。

しかし、先ほど見たように、あまりに投資の割合を増やすと、暴落などで資産が許容範囲を超えて減ってしまい、生活ができなくなったり、投資を続けるのが怖くなってしまからです。

「う~ん、言ってることはわかるけど、やっぱりどんなアセットアロケーションにすればいいのか、イメージがわかないなぁ。」と思っていますね。

そこで、私が10年間インデックス投資を経験してきて、最後にたどり着いたアセットアロケーションを紹介したいと思います。

それが、先ほども例に出したこちらのアセットアロケーションです。

アセットアロケーション②

私はインデックス投資歴が10年あります。

その間に、色々なアセットアロケーションを試しましたし、個人的にも結婚や子供の誕生などのライフイベントを体験しました。

そうした経験をもとに、最終的に現在私が運用している、現金70%・全世界株式30%というアセットアロケーションに落ち着いたのです。

それでは、この現金70%・全世界株式30%というアセットアロケーションアロケーションがどうして良いと思っているのか、その理由を説明していきましょう。

現金70%・全世界株式30%のアセットアロケーションにする理由

私が考える、現金70%・全世界株式30%のアセットアロケーションのメリットは、次の4つです。

  1. 成果を実感できる株式投資割合が確保されている
  2. 暴落にも耐えられる
  3. 若い世代のライフイベントにも対応できる
  4. 年配の世代もリスクを抑えて運用可能

それでは、順番に説明していきましょう。

①成果を実感できる株式投資割合が確保されている

せっかく投資をするのであれば、成果を実感できる金額を株式に投じなければ意味がありません。

まずは1万円から始めてみるのも悪くはないのですが(リスクを取りすぎるよりはよっぽど良いです。)、株式投資割合が全資産の数%というアセットアロケーションでは、株価が上がろうが下がろうが、正直、自分の資産に対する影響はほとんどありません。

そう考えると、リスクはできるだけ抑えておきたいですが、ある程度の金額を株式に投じる必要があります。

そこで、全資産の30%を投資資金として確保することで、株価上昇の恩恵を目で見て実感できる投資割合を確保しました。

②暴落にも耐えられる

株価上昇の恩恵をできるだけ多く受けたいのであれば、もちろん株式投資の割合を限りなく100%に近づけるのが望ましいです。

しかし、株価はいつも上昇するばかりとは限りません。

それどころか、時として暴落することもあり、私たちはその暴落にも耐える必要があります。

例えば、2008年のリーマンショックの時のような金融危機が発生し、株価が半分になってしまったと仮定しましょう。

この時、先ほど推奨した現金70%・全世界株式30%のアセットアロケーションで運用していた場合、資産全体ではどうなるでしょうか。

わかりやすく100万円のアセットアロケーションだったとすると、まず現金70万円は投資をしていないので影響を受けませんね。

影響を受けるのは、全世界株式に投資をしている30万円です。

これが半分になるのですから、15万円マイナスになってしまいます。

つまり、アセットアロケーション全体では、15%のマイナスということになります。

数十年に一度の金融危機が発生した場合、あなたの資産は確かに大きく減ることになりますが、それでも私のアセットアロケーションなら、15%のマイナスで済みます。

これなら、多くの人がなんとか暴落に耐え、投資を継続できるのではないでしょうか。

③若い世代のライフイベントにも対応できる

若い世代は、これから生涯給与の大半を受け取る段階なので、より積極的にリスクを取ったアセットアロケーションにすべきという考え方があります。

しかし、その若い世代を過ごしてきた私の実感は、「正直そんなにリスクは取れないな」というものです。

確かに、独身のサラリーマンであれば、大きな出費もなく、生活コストを自分の意志で極限まで削ることもできますので、かなり大きな投資リスクを背負うことが可能です。

しかし、多くの人は20代~30代で結婚をします。

結婚すれば子供が生まれ、家が狭くなって住宅購入をする人も増えてくるでしょう。実際私もそうでした。

私は独身時代、かなり積極的にリスク資産に投資をしていました。

しかし、結婚を意識し始めた頃から、急激に現金の割合を増やし、投資割合を減らしていきました。

結婚すれば、結婚式や新生活に多くのお金が必要になります。

新婚旅行も海外に行きたかったので多めの予算が必要でした。

そして、もしも今暴落が発生したら、それらすべての計画に支障をきたすことに気づいて怖くなったのです。

幸い、私の20代~30代にかけての時期は、相場は安定して上昇していたので良かったのですが、この時期に暴落が発生することだってあるはずです。

そう考えると、若いからといって必ずしもリスクが取れるとは言えないですよね。

特に、結婚や子供、住宅購入のようなライフイベントは、正確な予測がつきません。

そうであるなら、若くてもリスク資産への投資はほどほどにしておき、ライフイベントと株価暴落がもし重なったとしても、なんとか切り抜けられるようにしておくべきです。

それが、若い人でも現金70%・全世界株式30%のアセットアロケーションを使うべきと考える理由です。

④年配の世代もリスクを抑えて運用可能

現金70%・全世界株式30%というアセットアロケーションは、若い人だけでなく、年配の世代でも使っていただけます。

年配の方はこれから労働によって賃金を得る期間が短く、残された投資期間も短いため、リスクを抑えて運用すべきと良く言われます。

このアセットアロケーションは株式よりも現金の方が多いので、比較的保守的なアセットアロケーションとなっており、年配の方の運用方針にもマッチしています。

また、ある年齢になったら、株式を全部売却してすべて現金にしてしまおうと考えている人もいるかもしれませんが、それはおすすめしません。

なぜなら、物価上昇によって現金の価値が低下する可能性もあり、インフレに強い株式を保険として一定割合持っておくのが望ましいと考えるからです。

また、単純に株式の方が長期的に見て期待値が高いので、長寿命化も進んでいる現代では、株式をアセットアロケーションに組み込んでいた方が、老後の資産も増加が見込めます。

その時に使うアセットアロケーションとして、現金70%・全世界株式30%は、なかなか優秀ではないかと思っています。

投資信託のリスク管理のまとめ

投資のリスク管理まとめ

投資をする時に初心者の方が1番気になるのが、「大損してしまうのではないか?」「破産してしまうのはないか?」ということだと思います。

確かに、借金をして株を買うなどの無謀なことをすれば、そういうこともあるかもしれません。

しかし、自分の資産全体の中で、どれくらいの割合を投資するかというアセットアロケーションの考え方さえ理解しておけば、リスクは自分の想定内にコントロールすることができます。

私は、10年のインデックス投資の経験の中で、現金70%・全世界株式30%という投資割合にたどり着き、実際に運用しています。

多くの投資初心者に参考にしてもらえるアセットアロケーションだと考えていますので、良かったら真似してくださいね。

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