インデックス投資とは?わかりやすく解説するよ。

インデックス投資とは?

投資初心者でも、今すぐ簡単に始められて、プロに負けない投資法がある。

そんなことを聞いたらビックリしますか?

「そんなのウソだ!怪しすぎる!」と思うかもしれませんね。

しかし、ウソではありません。

世界中の公的機関までもが実践しているインデックス投資なら、誰でも簡単に始められて、プロにも負けない成績を上げることができます。

この記事では、インデックス投資歴10年の私が、インデックス投資とはなんなのか、わかりやすくイメージから解説します。

そして、

  • インデックス投資は普通の株式投資と何が違うのか
  • インデックス投資がどうして優れているのか
  • インデックス投資のメリット・デメリットとは

これらの点についても詳しく解説していきます。

インデックス投資とは?わかりやすく解説するよ。

インデックス投資とは

「わかりやすく」説明したいので、まずは難しい理屈は無しにして、インデックス投資のイメージからお伝えします。

その後、インデックス投資の教科書的な説明に移りますね。

インデックス投資のわかりやすいイメージ

まず、皆さんが考えている投資のイメージって、こんな感じですよね。

よーし!企業を分析して、これから上がりそうな株を買うぞ!予想が当たれば儲かるけど、予想がハズレたら売ることも考えなきゃな・・・。

それに対して、インデックス投資のイメージはこんな感じです。

よーし!どの企業の株価が上がるかわからないから、全部の企業の株をちょっとずつ買っておこう!経済が成長すればトータルでは儲かるはずだし、損してもほっとけばいつか上がるでしょ。

いかがですか?どう考えても、インデックス投資の方が楽だし、簡単そうですよね?

しかも、こんな方法で、大勢のプロよりも良い成績を出せるというのだから驚きです。

でも、個人が全部の企業の株を買うなんて不可能ですよね?お金が何億円かかるのかわかりません。(;’∀’)

そこで、個人がインデックス投資をする具体的な方法について説明しますね。

インデックス投資は投資信託を使おう

全部の株をちょっとずつ買うなんていう方法は、個人ではとてもできないので、投資信託を購入します。

投資信託というのは、運用会社が個人から少しずつお金を集めて、個人の代わりに投資をしてくれる仕組みの商品です。

1人では購入できる株式の数に限りがありますが、個人投資家からお金を集めた投資信託なら資金力があるので、日本中・世界中の株式に投資をすることができるといわけですね。

さて、この便利な投資信託には、大きく分けて、「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の2つの種類があります。

それぞれどういうものなのか、詳しく見ていきましょう。

アクティブファンドとは?

アクティブファンドとは、ファンドマネージャーという、投資信託を運用するプロが、上がりそうな株を予想して、その株式に投資をする投資信託です。

インデックスファンドとは?

インデックスファンドとは、指数に連動するように運用する投資信託です。

日経平均株価という指数を聞いたことはありますか?

日経平均株価というのは、簡単に言うと、日本を代表する大企業225社の平均の株価のことを言います。

インデックスファンドは、このような指数と同じような値動きをするように、投資信託の運用会社が投資してくれます。

先ほど言っていた「全部の株を買う」というのは、このインデックスファンドを買うことで、個人でも簡単に実現できるというわけですね。

もちろん、「日本の大企業225社だけでは、全部の株を買うことにならないのではないか?」と思う人もいるかもしれません。

そんな人には、「日本の東証一部上場企業全部」の平均株価の指数(TOPIX)や、「全世界の株式のおよそ85%」をカバーする株価指数(MSCI ACWI Index)もあり、それに連動するインデックスファンドも開発・販売されています。

このように、インデックスファンドを買うことで、「全部の株を買う」状態に近い投資を行うことができます。

この投資方法を、インデックス投資と呼んでいるのです。

アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない

アクティブファンドは勝てない

先ほど、「アクティブファンドはプロが上がりそうな株を予想して投資してくれる投資信託」だと説明しました。

それなら、インデックスファンドを買うよりも、アクティブファンドを買った方が儲かるような気がしますよね?

ところが、アクティブファンドを買っても、インデックスファンドより儲けることはできません。

プロが目利きをしてくれるアクティブファンドが、どうしてインデックスファンドに勝つことができないのか。

その理由を、あらゆる投資家の間で読み継がれる運用哲学のバイブル、「敗者のゲーム」に掲載された研究結果をもとに、説明していきます。

アクティブファンドのほとんどが指数に負ける

インデックスファンドは、日経平均株価などの指数(市場平均)に連動してくれる投資信託です。

逆に、アクティブファンドは、日経平均株価などの指数(市場平均)を超えることを目標に運用されていると言えます。

しかし、実際には、ほとんどのアクティブファンドが指数(市場平均)に負けているというのが現実なのです。

下の表を見てください。

期間市場平均を上回るアクティブファンド
1年35%
10年25%
25年10%
50年5%

これは、敗者のゲーム(P131)から引用した、アメリカの投資信託の期間別パフォーマンスです。

指数(市場平均)を超えることを目標に投資をしているアクティブファンドですが、1年目ですでに35%のアクティブファンドしか、市場平均を超えることができていません。

さらに、10年・25年と年数が経つにつれて市場平均を上回るアクティブファンドは減っていき、50年という長い期間で市場平均に勝つことのできたアクティブファンドは、わずか5%しかないのです。

95%のアクティブファンドは、指数(市場平均)に勝つことができていない。

この事実は、私たち個人投資家が、市場平均を目指すインデックス投資をすることがいかに賢明で現実的かということを示しています。

儲かっている投資信託を買えば儲かるのか?

しかし、95%のアクティブファンドは市場平均に負けているとしても、残りの5%は、50年という長期スパンで市場平均に勝つことができています。

そこで、「この5%のアクティブファンドに投資すれば良いんじゃない?過去の実績が良い投資信託を選べば良いんだよね?」と考える人もいるかもしれません。

しかし、この5%の勝ち組投資信託を事前に選ぶことは、とても難しいのです。

過去の実績が良い投資信託を買ったとしても、将来に渡って良い実績を残せるとは限りません。

次の表を見てください。

99年4月~00年3月の成績00年4月~01年3月の順位
1位3,784位
2位277位
3位3,892位
4位3,527位
5位3,867位
6位2,294位
7位3,802位
8位3,815位
9位3,868位
10位3,453位

これは、敗者のゲーム(P129)から引用した、アメリカにおける1999年4月~2000年3月(相場上昇期)の成績トップ10の投資信託が、翌年度の2000年4月~2001年3月(相場下降期)の成績では何位だったかを示したものです。

華々しい成績をおさめた投資信託たちが、翌年は散々な結果に終わっていることがわかると思います。

このように、相場状況と投資した企業がズバリ的中して大儲けすることがあっても、相場の流れが変わった途端に稼げなくなるということはよくあることです。

つまり、過去の成績は将来の成績を保証しないのです。

そのため、単純に過去の成績を見て、1番良かった投資信託を購入しても、勝ち組のアクティブファンドを選ぶことはできないでしょう。

効率的市場仮説とは?わかりやすく解説するよ

効率的市場仮説とは

このように、プロが目利きをして投資をするほとんどのアクティブファンドは、市場平均を超えることができていません。

それはなぜなのでしょうか。

プロが市場の平均を超えることができない理由を説明するために、金融経済学の世界では、効率的市場仮説というものが提唱されています。

効率的市場仮説のエッセンスも交えながら、プロなのにどうして市場の平均に勝つことができないのか?その謎に迫ってみましょう。

株で儲ける方法

私たちが株で儲けようと思ったら、「安く買って高く売る」ことが大切ですよね?

具体的には、「本当はもっと価値があるのに、みんながそれに気づいていないから、本当の価値よりも安い株価になっている」株を見つければ良いということになります。

つまり、株の値付けが間違っている「非効率」な市場でこそ、儲けることができるというわけです。

非効率な市場とは、簡単に言うと、「間違った値付けが放置されている市場」のことです。

例えば、800円で売られている株があるとします。

しかし、実はこの株には1000円の価値があり、数日以内には1000円に値上がりするとしましょう。

そうすると、今800円で買っておけば、200円儲けることができます。

しかし、それに気づいているのはごく一部の賢い人たちだけです。

そのため、その人たちがこっそりと800円で買い、数日後に200円儲けることが出来ます。

このように、その株の適正な価格よりも割安な(あるいは割高な)価格が放置されている市場、それが非効率な市場です。

市場がこのような状態だと、賢い人たちは儲けることができますね。

50年前は市場は非効率だった(かもしれない)

確かめたわけではありませんが、私が生まれるよりも前、50年前には市場は非効率だったかもしれません。

敗者のゲーム(P31)によると、50年前は個人投資家(アマチュア)が市場参加者の90%を占めていたそうです。

アマチュア同士の戦いではレベルの差も大きく、残り10%のプロはそんなアマチュアたちを出し抜くことができたかもしれません。

しかし、そんな時代は終わりました。

市場は効率的になってしまった

50年前と現代では状況が一変してしまいました。

敗者のゲーム(P31)によると、現代では市場参加者の実に90%が機関投資家、つまり、投資を仕事にしているプロになってしまっています。

さらに、情報化社会の発達により、あらゆる情報は瞬時にすべての市場参加者に届くようになってしまいました。

おまけに、最近ではAIによる株の高速取引まで行われています。

市場参加者は優秀なプロやAIだらけで、個人投資家にも、50年前と比べて、株価に関わるニュースが遥かに迅速に行きわたるようになりました。

このような状況下で、先ほど例に挙げたような、1000円の価値のある株式が、800円で放置されているような状況が、発生するでしょうか。

おそらく、そんなチャンスはほとんど残されていないのではないかと思います。

重要なのは、あなたが勝てるかどうか

効率的市場仮説は、「仮説」とあるように、成立するかどうかについては議論の余地があります。

学者の間でも、だいたいは成立するんじゃない?(ウィーク型)とか、絶対に完璧に成立するんだ!(ストロング型)などの色々な説があります。

しかし、効率的市場仮説が完全に成立するかどうかは、実は投資を行う上ではそれほど重要ではありません。

重要なのは、あなたが市場平均に勝てるかどうかなのです。

市場平均を超えようと、プロが投資してくれるアクティブファンドを探すとします。

しかし、任せるプロはどうやって決めますか?

市場はすでにトッププロたちの戦いの場所となっています。

先ほども見た通り、ある年にベスト10の成績を残した優秀な投資信託たちが、翌年にはボロボロの成績を残していましたね。

プロ野球なんかを見ているとよくわかりますが、プロ同士の戦いとなると、実力の差が小さいので、勝ったり負けたりを繰り返しています。

優勝したチームが数年後には最下位になっていることも珍しいことではありません。

プロ(アクティブファンド)に任せるとしても、事前に勝つチーム(ファンド)を選ぶことは難しいのです。

インデックス投資のメリット・デメリット

インデックス投資のメリット・デメリット

これまで、インデックス投資はどういう投資なのか、プロが儲かりそうな株を予想して投資をするアクティブファンドはどうして市場平均に勝てないのかというお話をしてきました。

ほとんどのプロが市場平均に勝てないのだとしたら、私たちは市場平均に連動してくれるインデックスファンドに投資するのが賢いという結論になります。

この章ではさらに、インデックス投資のメリット・デメリットについて、踏み込んで解説したいと思います。

インデックス投資のメリット

インデックス投資のメリットは主に2つあります。

1つは誰でも簡単にできるということ。

もう1つは、着実に利益が出るということです。

順番に見ていきましょう。

インデックス投資は誰でも簡単にできる

インデックス投資は誰でも簡単にすることができます。

なぜなら、証券会社に口座を開いて、インデックスファンドを買って、ほったらかしにしておくだけだからです。

もちろん、リスク管理など気を付けることはありますが、自分で企業を分析する必要もないですし、なんなら毎日株価をチェックする必要さえありません。(私もまったくチェックしていません。)

インデックス投資のメリットは、超簡単で手間がかからないことです。

その分、仕事や他の趣味など、自分のやりたいことや、やらなければならないことに没頭できます。

インデックス投資は着実に利益が出る

インデックス投資は、株式市場全体の株を買うイメージの投資です。

そのため、世界経済全体が成長すれば、自動的に利益が出る仕組みになっています。

これまで、世界経済は下落もありましたが、長期的に見れば右肩上がりに成長してきました。

つまり、長期的にインデックス投資をしていた人は、全員、着実に儲かっているはずなのです。

全員が着実に儲かっているって、すごいことだと思いませんか?

これが例えば普通の株式投資だと、ある人は儲かるかもしれませんが、運悪く倒産してしまうような企業に投資をしていた人は、大損しているはずです。

投資の実力を問わず、誰でも着実に利益が出るというのは、インデックス投資の大きなメリットです。

インデックス投資のデメリット

一方で、インデックス投資にもデメリットはあります。

私が考えるインデックス投資のデメリットは、次の2つです。

1つは、大儲けすることはできないということ。

もう1つは、インデックス投資はつまらないということです。

インデックス投資で大儲けすることはできない

「貧乏だったけど、株で1発当てて〇億円儲かった!」

そんな武勇伝をたまに目にしますよね。

インデックス投資は、残念ながらそういう投資ドリームをつかむことはできません。

なにせ、世界経済の成長分だけ利益をもらう投資法なので、多くても年に数十%の利益が限度だからです。

「100万円の元手を1年で100倍にして1億円にした!」

なんてことは、絶対に起こりません。

投資に着実な利益を求めている人にとっては、インデックス投資は最適だと自信を持っておすすめできます。

しかし、「投資で人生一発逆転だ!」と考えている人にとっては、インデックス投資は合わないでしょう。

インデックス投資はつまらない

先ほど、インデックス投資は、超簡単で手間がかからないとお話ししました。

何せ、毎日株価をチェックする必要すらありません。

また、インデックス投資はリスク管理をきちんと行うので、堅実にインデックス投資をしている人にとっては、破産とも無縁です。

そして、破産とも無縁な代わりに、1年間で100倍!みたいな大儲けとも無縁です。

そう!インデックス投資には、スリルもショックもサスペンスもないんです!

投資をする人の中には、日常生活では得られないヒリヒリとした刺激を求めるカイジ的な人も少なからずいますので、そういう人にとってはインデックス投資は退屈過ぎるだろうなあとは思います。

また、インデックス投資をきっかけに投資に興味を持ち、インデックス投資があまりに退屈なので、「こっちの投資法の方が儲かるのではないか!?」と投資法を乗り換えてしまう人もいます。

インデックス投資は刺激が少なく、つまらないため、意外と続けるのが難しいというのもデメリットです。

インデックス投資についてもっと勉強したい人へ

インデックス投資もっと勉強したい人

インデックス投資について、もっと勉強してみたくなった人のために、参考書籍を紹介しました。

インデックス投資についてもっと勉強してみたくなった人は、ぜひ読んでみてください。

インデックス投資おすすめ本インデックス投資おすすめ本・ブログ・Twitter【2020年版】

インデックス投資のまとめ

インデックス投資まとめ

インデックス投資のイメージ、掴んでいただけましたか?

普通、株式投資というと、値上がりする株を予想して行うものというイメージがあると思います。

しかし、インデックス投資は、すべての株を買うことで、経済全体が成長するのをじっくり待つというイメージです。

これなら投資初心者でも簡単ですし、プロにも負けない成績を出すことができます。

なぜなら、ほとんどのプロは、「経済全体=市場」の平均を超える成績を出すことができていないからです。

その背景には、市場には優秀なプロがひしめきあっているため、儲けのチャンスがなかなか残っていないという事情があります。

プロがマヌケだからアクティブファンドがインデックスファンドに勝てないのではなく、プロたちがみんな優秀だから、飛びぬけた成績を残し続けることが難しいわけですね。

そういった事情を考えると、少なくとも私たちのような一般的な個人投資家は、インデックスファンドを使ってインデックス投資をするのが良さそうだという結論になります。

インデックス投資のメリットは、なんといっても簡単なこと。

そして、世界経済全体が、これまでのように成長を続ける限り、誰でも着実に利益を得ることができるという再現性の高さです。

ただし、インデックス投資で人生を一発逆転させるほどの大儲けはできませんし、自分で儲かりそうな株を見つけ出す楽しみや、投資独特のスリルを味わうことができない点は、デメリットと言えそうです。

それでも、インデックス投資を始めてみたい!インデックス投資って良さそう!と思ってくれた人は、ぜひ一緒にインデックス投資を始めてほしいと思います。

この記事が、あなたがインデックス投資家としての一歩を踏み出すきっかけとなりますように。

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