1番損した投資信託は何?最大でどれくらい損をする?損をしないために大切なこと。

損 インデックス投資あれこれ

投資信託を買おうと思っている人は、損した時のことが心配になりますよね。

「投資信託を買って、運が悪かったら、いったいどれくらい損をしてしまうんだろう?」って。

そこで、2,000種類以上ある投資信託の中から、過去1年間の中でもっとも損をした投資信託は何かを調べてみました。

2,000分の1以上の確率を引き当てためちゃくちゃ運の悪い人は、最大でどれくらい損をしてしまうのか、そして、そんな損をしなために必要なことは何か、説明します。

1番損した投資信託は何?最大でどれくらい損をする?損をしないために大切なこと。

2,600本以上の投資信託を取り扱う大手ネット証券会社、SBI証券で調べたところ、過去1年間でもっとも損をした投資信託は「楽天日本株4.3倍ブル」で、その損失はマイナス45.51%でした。(2019年10月22日時点)

1年間でおよそ半分の価値になってしまったわけですね。

それでは、この投資信託がどういった投資信託なのかということと、投資信託を購入する時に、どうすればこのような損失を防げるのかということについて、解説していきたいと思います。

楽天日本株4.3倍ブルはなぜ日本一損をしたのか?

過去1年間で日本一の損失を出してしまった楽天日本株4.3倍ブルは 、いったいどんな投資信託なのでしょうか。

投資信託の特徴としては、次のように説明されています。

株価指数先物取引およびわが国の短期公社債を主要投資対象とします。株価指数先物取引を積極的に活用することで、日々の基準価額の値動きがわが国の株式市場の値動きに対して概ね4.3倍程度となることを目指して運用を行います。

SBI証券 楽天日本株4.3倍ブルの商品ページより

投資の世界って、どうしてこんなに説明が小難しいんでしょうね。(;’∀’)

すごく簡単に言うと、「日本の株価(日経平均)の値動きを4.3倍にブーストした投資信託だよ。値上がりしたら、その値上がり分の4.3倍も儲かるけど、値下がりしたら、その値下がり分の4.3倍損するからね。」という投資信託です。(怖え~)

つまり、過去1年間は、日本の株価が下がってしまったということですね。

その値下がりが4.3倍にブーストされたので、日本一損した投資信託になってしまったというわけです。

※このように値動きをブーストするタイプの投資信託は、厳密に言うと値動きの仕組みはもう少し複雑です。詳しくは投資信託の目論見書をご覧ください。

投資信託で損をしないために気をつけるべきこと

それでは、1年間で40%以上という泣きたくなるような大損を防ぐためには、どうすれば良いのでしょうか。

私は、投資信託で大損しないために、次の2つが重要だと思っています。

  1. 投資信託選び
  2. 資金管理

順に説明していきましょう。

①投資信託選び

私たちのような一般人が購入できる投資信託は、現在2,000種類を超えています。

はっきり言って多すぎです。

この多すぎる投資信託の中には、良い投資信託もあれば、残念ながら初心者にとって良くない投資信託もあります。

投資マニアの私からすると、2,000を超える投資信託の中で、投資初心者の人におすすめできる投資信託は、せいぜい10~20個ぐらいだと思います。

2,000種類の中で10~20個ですよ!初心者の人が良い投資信託を選ぶのは本当に大変です。

しかし、投資信託で大損をしないためには、良い投資信託をしっかりと選ぶことが大切なのです。

ちなみに、投資である以上、絶対損をしない投資信託というものは存在しません。

投資信託選びにおいては、「しなくて良い損をしない」ことが重要です。

例えば、

  • 4.3倍などのリスクを増大させた投資信託を避ける(値下がりした時に損失がブーストされる)
  • ブラジル・ロシア・トルコなど、新興国の中で1カ国だけに集中投資をしたものを避ける(その国で経済危機が起きたら終わります。しかも、新興国は経済が不安定です。)
  • 手数料が高い投資信託を避ける(せっかく値上がりしても、手数料で持っていかれては利益が出ません)

これらのことに注意するだけでも、日本で1番大損をするような投資信託は、かなりの確率で避けることが出来ます。

えっ?手っ取り早く「初心者におすすめの投資信託はこれ!」というのを教えてくれ?

そういう方には、私が実際に購入しているeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をおすすめしておきます。

その理由は、こちらの記事で詳しく解説しています。

②資金管理

投資信託を購入する時に大損をしないもう1つのポイントは、資金管理です。

「何を買うか」ということと同じくらい、「いくら買うか」も重要なのです。

例えば、あなたが100万円の貯金を持っていたとしましょう。

そして、購入した投資信託が50%も値下がりしてしまったとします。

さて、あなたが貯金すべてで投資信託を購入していたらどうなるでしょうか。

もちろん、50万円損してしまいますね。

それでは、貯金の半分の50万円分、購入していたらどうなったでしょうか。

そう、50万円の50%ですから、25万円の損ということになるのです。

このように、あなたは貯金のうち、いくらで投資信託を買うかということによって、損失額をコントロールすることができるのです。

これが、投資における資金管理です。

じゃあ、具体的にいくら、投資信託を買ったら良いのでしょうか?

私は、全資産の30%で投資信託を購入することを推奨し、自分でも実践しています。

詳しい理由は、やはりこの記事に書いていますので、良かったら見てみてください。

まとめ

以上、過去1年間で1番大損した投資信託の紹介と、投資信託を購入するうえで、どうすれば大損しないですむかというポイントについて説明しました。

記事執筆時点で、過去1年間で1番大損した投資信託は、楽天日本株4.3倍ブルという投資信託です。

この投資信託は、株価の値動きを4.3倍にブーストするという特徴を持った投資信託です。

そのため、株価が下がってしまった過去1年間ではもっとも大損した投資信託となりましたが、もし今後1年、株価が上昇すれば、その値上がりが4.3倍にブーストされて、もっとも儲かった投資信託に変身するかもしれません。

つまり、ハイリスク・ハイリターンなわけですね。

しかし、安定した資産形成を望む初心者は、こういった投資信託に手を出してはいけません。(ギャンブルがしたいなら止めませんが)

投資信託には、避けられる損失と、避けられない損失があります。

避けられない損失は、世界経済の減速などによって、世界的に金融商品の価格が下がってしまうことです。

一方、避けられる損失とは、

  • やたらと手数料の高い商品を買ってしまう
  • 新興国に一点集中した投資信託を買ってしまい、運悪くその国(だけ)の経済が悪くなる
  • 「4.3倍」などのハイリスク商品に手を出して、予想と違う方に価格が動く
  • 全財産で投資信託を買うなどの無茶をする

などのことです。

こうした「避けられる損失」を避けるだけで、投資信託で大損する可能性はグッと低くなります。

これから投資信託を買おうと考えている人は、ぜひこれらの点に注意して、投資の良いスタートを切ってもらえればと思います。

応援しています!