毎月分配型投資信託vsインデックスファンド比較。どっちが良いの?

比較

人気の投資信託と言えば、やっぱり毎月分配型投資信託ですよね。

SBI証券で調べてみると、数ある投資信託の中で1番資金を集めているのは「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」で、こちらもやはり毎月分配型投資信託です。

その資産総額は、なんと7,000億円以上!(2019年8月14日時点)

毎月分配型投資信託がいかに売れているかがわかりますね。

しかし、

「毎月分配型投資信託には投資してはいけない。」

「インデックスファンドに投資する方が良い。」

なんていう声も聞かれます。

いったいどっちに投資するのが良いのでしょうか?

本日は、毎月分配型投資信託とインデックスファンドを比較しながら、どちらに投資するのが良いのか、説明したいと思います。

毎月分配型投資信託vsインデックスファンド比較。どっちが良いの?

私は、毎月分配型投資信託ではなく、インデックスファンドに投資することをおすすめします。

その理由として、まずは毎月分配型投資信託がなぜ投資初心者に人気があるのかを説明し、毎月分配型投資信託がなぜダメなのか、具体的なデータも見ながらご説明していきましょう。

毎月分配型投資信託が人気の理由

そもそも、毎月分配型投資信託は、どうしてこれほどの資金を集めるほど人気なのでしょうか?

それは、「毎月分配金がもらえる」という仕組みが、お小遣いや給料のようなものを連想させ、投資の知識のない初心者にお得感を抱かせるからだと私は考えています。

それに加え、毎月分配型投資信託は大抵の場合、手数料が高く、これを売ると金融機関が儲かるので、金融機関も積極的にすすめやすいという事情もあるのだろうと推測しています。

「えっ?そんな理由なの!?」とビックリしたかもしれませんが、そうでなければ、このような投資信託が売れるわけがありません。

なぜなら、投資の知識がある人であれば、このような投資信託には手を出さないはずだからです。

どの世界でもそうですが、一番人数が多いのは初心者です。

上級者になればなるほど、人数が少なくなります。

例えば、スポーツは大会の1回戦で負ける人が1番多くて、表彰台に乗れる人はごくわずかですよね。

だから、入門用の道具が良く売れるわけです。

プロ仕様の道具は、一部の上級者しか使いません。(良さを理解せずに使っている初心者も一部いますが・・・。)

悲しいかな、投資の世界でも同じことが起こっていて、大量の初心者が毎月分配型投資信託を買って(または金融機関に買わされて)いて、投資知識のある上級者は、インデックスファンドなど、別の投資信託を買っているのです。

毎月分配型投資信託の何がそんなにダメなのか?

それでは、毎月分配型投資信託のどこがそんなにダメなのでしょうか?

毎月分配型投信のダメなところは、主に次の2点です。

  1. 手数料が高い
  2. 投資効率が悪い

順に説明していきましょう。

①手数料が高い

毎月分配型投資信託はとにかく手数料が高いです。

純資産7,000億円越えの大人気毎月分配型投資信託「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」は、購入する時にいきなり3.24%もの手数料を取られます。(購入金額100万円未満の場合)

さらに、信託報酬と呼ばれる保有期間中にかかる手数料も、年率1.788%。

これがインデックスファンドであれば、購入時の手数料は0円。

信託報酬は年率0.3%以下というのが当たり前です。

毎月分配型投資信託が、いかに多くの手数料を取っていくかがわかりますね。

②投資効率が悪い

毎月分配型投資信託の人気の理由である、毎月もらえる分配金。

実は、これが投資上級者にはすこぶる評判が悪いです。

「毎月もらえる分配金」とはいえ、これは運用会社が自腹を切って、私たちにプレゼントしてくれているわけではありません。

分配金は、私たちが投資しようと思って預けたお金を、一部取り崩して、私たちに返しているだけ。

しかも、分配金には税金がかかるというオマケつきです。

一方、インデックスファンドは、分配金を出さないのが普通です。

投資の結果、資金が増えたら、その増えた資金も使って、さらに投資を続けます。

私たちは、「株式市場でお金を稼いできてほしい。頑張っておいで。」という気持ちで投資信託を購入するのですよね?

それが、ちょこちょこ返ってきたら、はっきり言ってうっとうしくないですか?

「すぐに返ってくるなら、そもそも投資せずに現金で持ってるわ!」

と私なら思います。

毎月分配型投資信託vsインデックスファンドのパフォーマンスを比較してみよう

とはいえ、毎月分配型投資信託がインデックスファンドよりも良い成績を出しているのであれば、手数料が高かろうが、投資効率が悪かろうが、それは正義です。

そこで、毎月分配型投資信託とインデックスファンドのパフォーマンスを比較してみましょう。

比較するのは、SBI証券で調べた限り、もっとも資金を集めている「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド 」と、同じく世界の株式に投資をするインデックスファンド「eMAXIS先進国株式インデックス」の2つです。

毎月分配型vsインデックスファンド1

2014年8月1日の価格を100とした、5年間のリターンを比較してみました。

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドが出す分配金は、そのまま現金として貯めておくこととしています。

本来は分配金に税金がかかりますが、税金は考慮していません。

また、ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドは本来なら購入時手数料もかかりますが、それも考慮していません。

これだけピクテ・グローバル・インカム株式ファンドに有利な条件で比較しているにもかかわらず、結果はご覧の通り。

インデックスファンドのeMAXIS先進国株式インデックスが圧勝する形となりました。

それでは、毎月もらえる分配金を再投資していた場合はどうだったのでしょうか。

その結果がこちらです。

毎月分配型vsインデックス2
出所:SBI証券

なんと、年率リターンで2倍以上の差がついてしまいました。

これも、分配金の税金は考慮しないという、ピクテ・グローバル・インカム株式ファンドに有利な条件で比較した上での結果です。

いかがでしょう?

分配金を再投資しない場合も、再投資した場合も、毎月分配型投資信託がインデックスファンドと比べて、明らかにパフォーマンスで劣っていることがおわかりいただけなのではないでしょうか。

まとめ

大変人気のある毎月分配型投資信託ですが、毎月分配型投信に投資してはいけない、それよりインデックスファンドに投資する方が良いという根強い批判もあります。

その理由は、非常に手数料が高く、毎月分配金が支払われることにより投資効率が悪くなり、実際問題として、人気のある毎月分配型投資信託の成績がインデックスファンドと比べて良くないからです。

こんな風に考えてみてください。

あなたは、自分のお金を、都会(株式市場)に出稼ぎに行かせるのです。

「都会(株式市場)でしっかり稼いできておくれ!」というわけですね。

インデックスファンド君は、家賃(信託報酬)の安い家に住んで一生懸命働き、正月ぐらいにしか実家に戻りません。(年1回決算)

場合によっては、正月ですら実家に戻らず、働いていることもあります。(分配金0円)

なんと健気な投資信託でしょう。

一方、毎月分配型投資信託君は、出稼ぎに出たものの、家賃(信託報酬)の高い家に住んでいるため、その分お金が貯まりません。

しかも、毎月実家に帰ってくる(毎月分配)ので、交通費(税金)も馬鹿になりません。

結果として、インデックスファンド君に差をつけられてしまったのです・・・!

さて、本当の子供なら、毎月実家に帰ってきてくれると安心ですし、家賃が高くても、ある程度の家に住まわせてやりたいでしょう。

ですが、投資信託にそこまで気を遣う必要はありません。

ぜひ、しっかり稼いできてくれるインデックスファンド君を購入しましょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください