資金管理の重要性。投資成功のカギは資金管理にアリ

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投資を成功させるためには、どんな方法で投資をするか、どんなファンドに投資するかと言った技術的な部分も、もちろん大切です。

しかし、それと同じくらい重要なのが資金管理です。

資金管理をいかにうまくやるかによって、投資が成功するかどうかの半分くらいは決まってしまうぐらい大切だと私は考えています。

1つ、例をあげましょう。

野球のピッチャーが150kmのボールを投げるためには、もちろんピッチング技術を高めることが大切です。

しかし、それと同時に、全身の筋力など、フィジカルも鍛えなければ、投げることはできないでしょう。

資金管理は、野球で言うと、このフィジカルの部分にあたります。

投資技術の部分はみなさん注目されますが、資金管理の部分の注目度は今一つ。

しかし、本当は同じくらい大切なことを頭に入れて、話を聞いていただければと思います。

資金管理とは

資金管理とはそもそも何かというと、自分のお金のうち、どれぐらいのお金を投資に回すかを管理することだと私は考えています。

例えば、投資で借金をして破産した!なんて怖い話を一度くらいは聞いたことがありますよね?

この場合、その人の投資技術が未熟だったということもあると思いますが、資金管理もまた、未熟だったのです。

その人は、自分のお金すべてと、さらに借金をしたお金を投資に回すという資金管理の判断をしてしまったということ。

これは、筋肉がまったく無いのに、無理やり150kmのボールを投げようとして肩を痛めるようなものです。

冷静な判断力がある人なら、そんなこと、上手くいくはずがないと判断できますよね?

このように、資金管理は自分の身を守るためにも重要なのです。

資金管理の重要ポイント

資金管理を行う上で重要なポイントは3つあります。

  1. 成果が出る投資割合を確保すること
  2. 日常生活に影響を与えないようにすること
  3. 暴落時に精神的に耐えられるようにしておくこと

順に解説していきます。

成果が出る投資割合を確保すること

投資をすると損をするのが怖いからと、ほんの少額でしか投資を始められない人もいるかもしれませんが、これはこれで良くありません。

例えば、100万円持っているAさんが、1万円だけ投資しようと考えたとします。

99%現金・1%投資という判断です。

10年後、株価は2倍になり、結果としてAさんは1万円の利益を手にしました。

確かに悪くはないのですが、ちょっともったいない気がしませんか?

せっかく思い切って投資を始めたのに、これではあまり成果を得られていません。場合によってはインフレに負けているかもしれません。

その理由は、投資を怖がって守りに入り過ぎてしまい、成果が出る十分な投資割合を確保しなかったからです。

投資が怖いのはわかりますし、怖がるぐらいでちょうど良いのですが、ある程度は思い切って投資をしないと、成果を出すことは難しいでしょう。

日常生活に影響を与えないようにすること

次は逆に、投資をし過ぎないようにしましょうという注意です。

投資をし過ぎてしまうと、物理的に生活に支障が出ることがあるからです。

例えば、100万円を持っているBさんが、90万円を投資に回したとしましょう。

すると残りは10万円。家賃を払ったら、生活費が足りません。

100万円を持っているCさんが、70万円を投資に回したとしましょう。

すると残りは30万円。今度は余裕かと思いきや、洗濯機とパソコンが同時に壊れてしまい、生活が苦しくなってしまいました。

このように、投資割合を増やし過ぎると、今度は逆に日常生活にすら不都合が出ることがあるので、注意が必要です。

Cさんの場合は、持っている投資信託を売却すればいいんだよと思われるかもしれません。

市場が平常時であればそれでも良いのですが、もしそのタイミングで暴落してしまっていたら・・・?

あなたは本当に投資信託を売却し、その後も投資を続けていけるでしょうか。

暴落時に精神的に耐えられるようにしておくこと

投資を行う時に資金管理によって守らなければならないものは、あなたの物理的な生活だけではありません。

あなたの精神的な安定も守らなければならないのです。

リスク許容度

例えば、100万円を持っているDさんが、60万円を投資に回したとしましょう。

残りは40万円です。これなら、少々家電が壊れようが、対応できそうですね。

しかし、ある日市場の大暴落が発生しました。

株価は50%もダウンし、あなたの投資資金は60万円から30万円になってしまいました。

この時、あなたは、精神的に平気でいられますか?

これは、人によって本当に様々だと思います。

強気な人や、投資経験が長くて暴落と回復の相場を経験している人は、割と「いつか必ず戻る!」と考えて平気な人が多いと思いますが、心配性な人や、投資初心者の人は慌てふためいてしまって、夜も眠れなくなってしまうかもしれません。

この、精神的にどこまで耐えられるかというポイントを、リスク許容度と言ったります。

なぜ、暴落時に精神的に平気でいないといけないのかと言うと、日常生活を辛くしないためというのももちろんですが、暴落によって株価が下がった場合、現金の割合が高まり、投資の割合が下がります。

そこで、価格の下がった株式を買い向かうことが必要とされるからです。(少なくとも、私の投資法では買い向かいます。暴落しているときに!)

ここで大事なのは、強気な人が良くて、心配性な人はダメだということでは決してないということです。

リスク許容度が高い強気な人は、少しくらい投資割合を増やしても大丈夫ですが、心配性な人は投資割合を低く抑えるべきです。

要は、自分のリスク許容度にあわせて、投資割合を調整することが大切だということなのです。

リスク許容度は同じ人でも変わる!?

そして、やっかいなのが、リスク許容度は、なんと同じ人でも常に一定とは限らないということです。

私自身の体験談をお話ししましょう。

私は就職と同時に投資を始めました。

当時は一人暮らしで、生活コストが低く、お金に余裕がありました。

また、投資についての勉強をする中で、私の投資に対する考え方はどんどん積極的になっていきました。

そのため、当時のリスク許容度は異常に高く、資産の70%ぐらいを投資に回していたと思います。

しかし、その後結婚をし、子供も産まれ、私のリスク許容度は急激に低くなっていきました。

今は守るものが多くなったので、当時のような無茶苦茶な投資割合で投資をする勇気はありません。また、家族の理解も得られないでしょう。

ただ、これは私が単純に年を取ったからではありません。

もしも、現在も一人暮らしを続けていて、結婚の予定もまったくなかったなら、私のリスク許容度は依然としてかなり高かったはずです。

このように、人のリスク許容度は、偶発的なライフイベントに左右されながら、どんどん変わっていくのです。

理想の投資割合とは?

人によってリスク許容度はバラバラ。

しかも、同じ人でさえどんなライフイベントが待っているかによってリスク許容度が突然変わってしまうのだとしたら、いったい理想的な投資割合とはなんなのでしょうか。

私は、イケイケの独身時代、家族が増えた結婚生活、そして子供の誕生という、たくさんのライフイベントを経験しながら投資を続け、日本人の投資に対する姿勢についてのデータなども参考にしながら、これが多くの日本人にとって最適ではないかという投資割合を考えました。

それが、現金70%:投資30%の割合です。

この7対3の割合が、人生のどのステージにおいても、非常に使い勝手の良い投資割合なのです。

この現金70%:投資30%という割合がなぜ優れているかという説明は別の記事に譲るとして、ここでは、資金管理の重要性だけ、しっかり理解するようにしてください。

まとめ

以上、資金管理の重要性と、そのポイント、理想的な投資割合についてお話ししました。

どんなに優れた金融商品を選んでも、資金管理が出来ていなければ、投資を続けていくことはできません。

当サイトでは、現金70:投資30の投資割合を推奨しています。

あらゆるライフステージにおける多くの日本人の方にとって、使いやすい投資割合だと考えていますので、ぜひ参考になさってください。

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