低コストの全世界株式(日本含む)インデックスファンドがついに登場!

インデックス投資家の中には、私のように、投資信託1本で全世界の株式に分散投資したいと思っていた人が少なからずいたことと思います。

ところが、これまで、全世界株式の株式指数(MSCI AC ワールドインデックス等の時価総額加重平均インデックス)に連動する投資信託は、満足のいく設計やコストのものが、なぜかずっと供給されずにいました。

しかし、この度、ついに日本を含む低コストの全世界株式インデックスファンドが設定されることになったのでお知らせします!

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)登場!

この素晴らしいファンドは、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズの1つとして設定されます。

設定・運用開始日

2018年10月31日(水)

販売会社

  • SBI証券(2018年11月1日より取扱開始)
  • 楽天証券(2018年11月2日より取扱開始)

ベンチマーク

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)

信託報酬

年率0.15336%(税抜 年率0.142%)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評価

ついに、ついに出てくれた完璧な投資信託です!

運用の目安とする指数(ベンチマーク)であるMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、世界47ヵ国・全世界株式市場の時価総額約85%をカバーしている時価総額加重平均インデックスです。

もちろん、我らが日本も含まれていますよ!

気になるコストは税込で年率0.15336%の超低コスト。

eMAXIS Slimシリーズの他のバランスファンドである、全世界株式(除く日本)・全世界株式(3地域均等型)と合わせてきた感じですね。

これまでの惜しい全世界株式ファンドたち

このように、いよいよ設定されることになった全世界株式(オール・カントリー)ですが、これまでも似たようなファンドはたくさん設定されてきました。

ただ、そのどれもがあともう一歩、惜しい商品ばかりだったんですよね。

その惜しい商品たちを紹介します。

日本を除くな!

実は、これまでもMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動すると銘打った商品はいくつか出ていました。

しかし、そのほとんどが日本を除く指数だったんです。

いやいや、日本を除くなよ!とツッコミながら、私はこれまで購入してきませんでした。

何が憎くて自国をわざわざ抜かなきゃならんのか。

普通に時価総額分日本も入れてやってくださいと願っておりましたが、なかなかそういう商品は設定されませんでした。

出たけどコスト高いよ!

そんな中、2017年に、ついに日本を含む全世界株式インデックスファンドがステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズから発売されました。

しかし、その信託報酬は税込0.5184%・・・。

一昔前なら非常に低コストなファンドだったと思いますが、今となっては割高な信託報酬での登場だったわけです。

変則的なファンドはいくつか出るも・・・

その後、バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)という日本を含む全世界株式に投資している海外ETFを買い付けるインデックスファンド、楽天VTが登場。

信託報酬も0.2296%と低コストでしたが、実質コストが高かったり三重課税問題を抱えていたりと賛否両論。

eMAXIS Slimシリーズも日本を含めて全世界株式を買いたい人のために、日本株・先進国株・新興国株に均等に投資するという合成指数をベンチマークとした全世界株式(3地域均等型)を投入しましたが、ちょっと変化球すぎて投資家が空振りしてしまった印象です。

このように、これまではこれだ!と言える全世界株式インデックスファンドがなかなか登場しませんでした。

だから、私は今回の全世界株式(オール・カントリー)の設定が非常にうれしいのです!

全世界株式(オール・カントリー)の懸念点

しかし、ほぼ理想的な投資信託である全世界株式(オール・カントリー)についても、まったく懸念がないわけではありません。

その懸念点を2つほど挙げたいと思います。

実質コストが未知数

この度新設されることになったファンドですので、信託報酬以外の費用を加えた実質コストがどの程度になるのかはまだ未知数です。

特に、日本株式については、MSCI JAPAN指数を対象とするマザーファンドを新設して、1から育てていくことになるようですので、コストが跳ね上がる要因にならないか、一抹の不安がありますね。

eMAXIS Slimシリーズで自作した方が安いぞ!?

全世界株式(オール・カントリー)と同じく、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動している全世界株式インデックス・ファンド(SSGA)の月報によると、日本・先進国・新興国の割合は次の通りです。(2018年10月現在)

  • 日本株式 7.6%
  • 先進国株式 81.3%
  • 新興国株式 11.1%

また、eMAXIS Slimシリーズの各株式クラスの信託報酬は次の通りです。

  • 国内株式(TOPIX) 0.17172%
  • 先進国株式インデックス 0.11772%
  • 新興国株式インデックス 0.20412%

そのため、全世界株式(オール・カントリー)をeMAXIS Slimシリーズで自作すると、次のようになります。

(0.17172×7.6%)+(0.11772×81.3%)+(0.20412×11.1%)=信託報酬0.13077164%(税込)

あれっ・・・?こっちの方が安くね・・・?

手間を惜しまなければ、ごくわずかですが、自作した方が安いです。(日本株式はMSCI JAPANではなく、TOPIXで代用ですけどね。)

ただし、Slimシリーズは結構頻繁に信託報酬が引き下げられるので、今後どうなるかはわかりません。

まとめ

以上、この度設定されることになったeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の紹介と、これまでの全世界株式タイプのインデックスファンドの歴史、そしてeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の懸念点を説明してきました。

若干の懸念点はありますが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、これまで出てきた全世界株式のタイプのインデックスファンドの中で、もっともよい商品だと思います。

そのため、現在、私は住宅購入のため投資信託を解約してしまっているのですが、落ち着いたら、この投資信託一本で投資を再開しようと考えているところです。

今後も、当サイトではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を応援し、個人的にも買い付けていきたいと思います。

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