ポートフォリオとは?アセットアロケーションとの違いも解説!

ポートフォリオ

以前、投資成績の8割を決定づけるアセットアロケーションというものについて解説しました。

このアセットアロケーションと似た言葉に、「ポートフォリオ」というものがあります。

このポートフォリオも、投資を成功させるために大切なキーワードです。

そこで本日は、ポートフォリオとは何か?アセットアロケーションとはどう違うのかということについて解説したいと思います。

ポートフォリオとは何か?

ポートフォリオは日本語で、「書類を運ぶためのケース」のことを意味します。

これが転じて業界によって様々な意味があるのですが、投資の世界では、「金融商品の具体的な組み合わせ」のことをポートフォリオといいます。

いくつか例をあげてご説明しましょう。

ポートフォリオ1

上記の図は、おそらく日本人に最も多いポートフォリオではないかと思います。

すべての資産を銀行預金しておくという貯蓄好きの人に多いパターンです。

さらに細かく言えば、普通預金や定期預金など、銀行預金の中でもポートフォリオは細分化されます。

ただ、最近は異常なまでの低金利状態なので、普通預金から定期預金に切り替えたとしても、実際問題利息が増えるかというと、金額的にはたいしたことがない場合が多いと思います。(2019年5月現在)

ポートフォリオ2

次に、もう少し積極的な人のポートフォリオを見てみましょう。

この人は、全資産のうち、20%を使って、日本を代表するTOYOTAの株を買っています。

投資好きな個人投資家のポートフォリオの一例といった感じでしょうか。

このように、ポートフォリオとは、自分の資産をどのような金融商品で持つかという具体的な組み合わせを指す言葉なのです。

アセットアロケーションとポートフォリオの違い

それでは、よく似た言葉であるアセットアロケーションとポートフォリオは何が違うのでしょうか。

アセットアロケーションは、自分の資産の配分のこと、つまり、どのようなアセットクラスにどれだけ投資するかという割合のことです。

一方、ポートフォリオは、アセットアロケーションで決定した資産クラスに投資するために、具体的にどのような金融商品を購入するかを表現したものです。

言葉だけでは難しいと思いますので、図で説明いたします。

アセットアロケーション・ポートフォリオ

左のグラフがアセットアロケーション、右のグラフがポートフォリオです。

まず、この方は、自分の資産のうち、現金で80%、日本の株式という資産クラスを20%持つことを決定しました。

これが、アセットアロケーションです。

次に、このアセットアロケーションを実現するために、具体的に何の金融商品を購入するか、あるいは申し込むかということを考えます。

現金80%は、タンスに入れておくこともできますよね。

でも、それでは不用心ですし、銀行に預けておけばわずかではありますが、利息がつきます。

しかも申し込むのに費用や手数料がかからないということで、ほとんどの人は、生活費を除く現金資産については、「銀行預金」という金融商品を選択するのです。

そして、この人は資産の20%を日本の株式に投資しようと考えています。

上のグラフでは例として、日本を代表する企業であるTOYOTAの株を買うという方法をあげました。

他にも購入できる日本の株はたくさんありますし、日本の株に投資してくれる投資信託もあります。

このように、流れとしては、まず自分の資産をどういった割合で、どの資産クラスに配分するかを決定します。

これがアセットアロケーションです。

次に、そのアセットアロケーションを実現するために、具体的にどのような金融商品を選ぶかを決定します。

これがポートフォリオというわけです。

アセットアロケーションとポートフォリオの関係をサッカーに例えてみよう

少し乱暴ではありますが、サッカーに例えてみましょう。

サッカーは、ゴールキーパーを除くと、10人の選手が攻撃と守備をしています。

そこで、攻撃選手を何人にするか、守備選手を何人にするかを決めるのが、アセットアロケーションです。

攻撃選手6人・守備選手4人というチームもあれば、攻撃選手4人・守備選手6人というチームもあるでしょう。(サッカーがこんなに単純ではないことは理解していますが、あくまで例え話です。)

攻撃選手と守備選手を何人にするか(アセットアロケーション)を決めたら、次は誰を試合に出すかを決めなければなりません。

この「誰を試合に出すかを決める」のがポートフォリオです。

攻撃選手なら大迫勇也選手を出したいとか、守備選手なら吉田麻也選手を出したいとか、そういうことですね。(サッカーに詳しくない人はごめんなさい)

サッカーのチーム作りをする時に、10人全員を攻撃選手にしたり、守備選手にしたら、弱いチームになってしまいますよね。(笑)

攻撃選手と守備選手の割合(アセットアロケーション)は、バランスが大事だということです。

そして、最適な攻撃選手と守備選手の割合(アセットアロケーション)が決まったら、やはり誰を出すか(ポートフォリオ)も大切なところ。

もちろん、各ポジションに上手な人を配置しなければ、チームは強くなりませんからね。

このように考えると、アセットアロケーションとポートフォリオの関係性や、それぞれの重要性が、イメージできるのではないでしょうか。

おすすめのポートフォリオ

最後に、皆さんが一番気になるであろう、当サイトがおすすめするポートフォリオについて、簡単にご紹介しておきます。

ポートフォリオ3

当サイトでは、現金70%・全世界株式30%のアセットアロケーションを推奨しております。

そのアセットアロケーションを実現する方法として、銀行預金70%と、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)という投資信託を30%持つことを推奨しています。

このポートフォリオを推奨する詳しい理由については、また別の記事でご説明します。

まとめ

ポートフォリオとは何か、アセットアロケーションとの違いは何かという点について、ご理解いただけましたでしょうか。

アセットアロケーションは資産の配分のことで、ポートフォリオはその資産配分を実現するための具体的な金融商品の組み合わせのことを言います。

そのため、まず決めるべきはアセットアロケーションで、ポートフォリオを決めてからアセットアロケーションを決めるのは順番が逆になってしまいます。

ポートフォリオ、つまり具体的な金融商品選びも、投資の成績を決定する重要な要素であることは間違いありません。

でもそれは、アセットアロケーションを決めた後にするべきことであって、投資をこれから始めようと考えている人は、いきなり金融商品選びをしないようにだけ、注意してくださいね。

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