楽天全世界株式とSBI全世界株式はどちらが良いのか?比較してみた。

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全世界株式に投資をするインデックスファンドには、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークとするものと、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動するものの2種類があります。

このうち、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動するインデックスファンドは、楽天全世界株式とSBI全世界株式の2つがあります。

この2つのインデックスファンドは、どちらに投資をするのが良いのでしょうか。

迷っている方のために、徹底比較しました。

楽天全世界株式とSBI全世界株式はどちらが良いのか?比較してみた。

楽天全世界株式とSBI全世界株式のどちらが良いか比較してみたところ、どちらを選んでも大差ないので、どっちでも良いという結論になりました。

ただ、どちらかを選ぶとしたら、私なら楽天全世界株式を選ぶと思います。

その理由を説明していきましょう。

楽天全世界株式とSBI全世界株式について

まずは楽天全世界株式とSBI全世界株式について、どういった投資信託なのかを簡単にご紹介しておきましょう。

どちらも、日本を含む全世界の株式への投資を考えた場合の有力ファンドです。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、言うなれば日本を含む全世界株式のパイオニア的存在です。

2017年に、それまでの全世界株式型のインデックスファンドよりも圧倒的な低コストファンドとして登場し、全世界株式に投資をしたいと考えていた投資家の支持を集めました。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド

楽天・全世界株式・インデックスファンドの設定からおよそ3ヶ月後、楽天のライバルでもあるSBIから、コンセプトがそっくりな全世界株式型のインデックスファンドが発売されます。

それが、SBI・全世界株式インデックス・ファンドです。

後発ということもあり、楽天全世界株式ほどの資金は集まりませんでしたが、人気インデックス投資ブロガーの水瀬ケンイチさんが監修した「お金が勝手に増えていく! カンタン! インデックス投資完全ガイド」で全世界株式クラスの最強インデックスファンド第1位に選出されるなど、有力な投資信託です。

楽天全世界株式とSBI全世界株式の共通点

楽天全世界株式とSBI全世界株式は、非常によく似たファンドで多くの共通点があります。

まずは、2つのファンドの共通点を解説します。

アメリカのETFを通じて全世界株に投資をしている

楽天全世界株式も、SBI全世界株式も、直接株式を買い付けているわけではなく、アメリカのETFを通じて全世界株に投資をしています。

楽天全世界株式は、アメリカの「バンガード・トータル・ワールド・ストック・ETF(通称VT)」を買い付けます。

そして、VTが、全世界への株式に投資をしているという構図になっているのです。

SBI全世界株式の場合は、

  1. シュワブU.S.ブロードマーケットETF(50%)
  2. SPDRポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF(40%)
  3. SPDRポートフォリオ・エマージングマーケッツETF(10%)

の3つの米国ETFを買い付け、それぞれのETFがアメリカ・先進国・新興国に投資をしています。

このように、アメリカのETFを買い付ける構造になっている点が共通しています。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスがベンチマーク

全世界株式のベンチマークは、主に2つの指数が採用されます。

1つ目は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスです。

この指数は、全世界の大型株・中型株の動きを示した指数で、全世界の時価総額の85%をカバーしていると言われています。

もう1つは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。

この指数は、全世界の大型株・中型株に加え、小型株も含まれており、全世界の時価総額の98%をカバーしていると言われています。

全世界の株式の動きをより正確に反映している指数は、時価総額の98%をカバーしているFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスと言えそうですが、楽天全世界株式もSBI全世界株式も、このFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスベンチマークとしています。

楽天全世界株式とSBI全世界株式の差別化ポイント

このような共通点のある両ファンドですが、それでは逆に違う点はなんなのでしょうか。

楽天全世界株式とSBI全世界株式の違いとしてご紹介したいのは、次の3つです。

  1. コスト
  2. 純資産総額
  3. 実際のパフォーマンス

順に見ていきましょう。

①コスト

楽天全世界株式もSBI全世界株式も低コストなインデックスファンドですが、そのコスト(信託報酬)は微妙に違います。

各ファンドの信託報酬は下記のとおりです。(2019年7月12日現在)

  • 楽天全世界株式 信託報酬:0.2196%(税込)
  • SBI全世界株式 信託報酬:0.15%(税込)

このように、SBI全世界株式の方がわずかに安くなっています。

②純資産総額

次に、資金がどの程度集まっているかについても見ておきましょう。

純資産総額は、今後安定して運用を続けていけるかにも関わる大切な要素です。

こちらも、2019年7月12日時点のデータです。

  • 楽天全世界株式 純資産総額:238億円
  • SBI全世界株式 純資産総額:29億円

純資産総額は楽天全世界株式が10倍近い差をつけての圧勝です。

③実際のパフォーマンス

最後に、実際のパフォーマンスを比較しておきましょう。

楽天vsSBI_全世界株式

さすがに同じ指数をベンチマークとし、コストも非常に近い水準のファンドなだけあって、その値動きはほとんど同じと言って良いでしょう。

結果、どちらを選んでも大差ないので、どっちでも良いという結論になるのです。

しかし、グラフを拡大して良く見てみると、SBI全世界株式が楽天全世界株式と比べて、時々下振れしていることがわかります。

また、継続的な安定運用に欠かせない資金の集まり方についても、楽天がSBIを圧倒しています。

信託報酬は確かにSBIの方が安いのですが、値動きを見る限り、それによって楽天をパフォーマンスで上回っているとは言えない状況です。

これらのことを考えると、ほとんど変わらないけれども、どちらを選ぶかと言われれば、私なら楽天全世界株式を選ぶかなと思います。

実は、おすすめはeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

今回は、楽天全世界株式とSBI全世界株式のどちらが良いのかということで比較をしてきました。

しかし、実のところ、私はどちらも買っていません。

確かに楽天もSBIも購入をかなり迷うほど良いファンドであることには違いないのですが、実は私は、全世界株式への投資として、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を購入しています。

その理由を簡単に挙げると、

  1. コストが安く、今後も継続的に業界最安値が期待できる。
  2. 米国ETFを通さないため、三重課税問題がない。

の2つです。

参考にしてください。

まとめ

以上、楽天・全世界株式インデックス・ファンドとSBI・全世界株式インデックス・ファンドを比較し、どちらが良いのかを検証してきました。

楽天もSBIもコンセプトは非常に似通っており、ベンチマークとする指数も一緒。

信託報酬もほぼ同じ水準ということもあり、パフォーマンスを比較してみたところ、ほとんど同じという結果が出ました。

そうなると、わずかなパフォーマンスの差や純資産総額がポイントとなってくるわけですが、それらを考慮した場合、私なら、今のところ楽天・全世界株式インデックス・ファンドを選びたいかなと思います。

ただ、実は私が購入している全世界株式クラスの投資信託は、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)です。

現時点では、私はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を全世界株式クラスの第1選択肢としておすすめしていますので、参考にしてください。

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