ついにインデックス投資をやめた!「出会ってしまったトラリピ」

FX

シンプルインデックス投資法に至るまでの私の紆余曲折・試行錯誤の歴史をお話しする企画の第5話です。

私の10年間の投資経験をお話しすることで、これから投資を始める皆さんのお役に立てれば幸いです。

第1話はこちら。

インデックス投資は順調でしたが、ブラックな労働環境によって私は心身ともに病んでしまいました。

そして、「投資で一発当てて仕事から逃げ出したい」という思考にはまってしまい、FXに手を出します。

しかし、そう簡単に儲かるはずもなく、利益が出ては損切りしてということを繰り返し、結局プラスマイナス0の取引ばかりをしていました。

そんなある日のこと、私はあるFX投資法と運命的な出会いをすることになるのです。

ついにインデックス投資をやめた!「出会ってしまったトラリピ」

一発逆転を狙って始めたFX取引。

しかし、なかなかトレード手法が定まらず、儲けが出ない日々が続いていました。

そんな中、ある日偶然「トラリピ」というFX投資法に出会います。

「これだ!」と確信した私は、トラリピにすべてを賭けるのですが、結局うまくはいかないのでした。

ついに出会ったトラリピとは?

来る日も来る日もFX取引手法を探し続けた結果、ついに出会ったのが「トラリピ」というFXの取引手法です。

トラリピがどのような取引かは、こちらの90秒の動画をご覧ください。(音を消してもある程度はわかります。)

トラリピと言うのは、例えばドル円において、

100円で買って、101円で売る
101円で買って、102円で売る
102円で買って、103円で売る・・・

という注文を、80円~120円のレンジに敷き詰める取引手法のことを言います。

将来為替が上がるか下がるかを正確に予想するのは難しいです。

しかし、経験則的に、だいたい80円~120円の間を行ったり来たりしていることは誰もが知っています。

そこで、80円~120円の間に買い注文と売り注文を敷き詰め、為替が上がったり下がったりしている間に、チャリンチャリンと儲けていこうとうわけです。

これが、トラリピの仕組みです。

インデックス投資家の私がトラリピにハマった理由

インデックス投資家だった私が、トラリピという取引手法を見つけた時、どうして「これだ!」と感じたのでしょうか。

それは、トラリピが将来の相場を予測しない取引手法だったからです。

私はトラリピと出会うまでのFX取引の経験で、相場が上がるか下がるかを予測する難しさを身に染みて実感していました。

そして、トラリピは、「ドル円は将来に渡って80円から120円で推移するだろう」というぐらいの予測はしますが、明日上がるか下がるかという予測はしません。

この点に、非常に感銘を受けたのです。

トラリピを提供するマネースクエアジャパンのセミナー動画においても、「為替市場の動きはランダム・ウォークだから、相場を予測しないトラリピ手法が有効である。」という発言があり、インデックス投資家の私を魅了しました。

投資あるある「最初はビギナーズラックで儲かる」

こうして、私はトラリピに可能性を感じ、早速取引を開始します。

インデックス投資と違い、仕事を終えて口座にログインすると、いくつか取引が約定しており、日々確定益が発生していることに喜びを感じました。

今思えば、精神を病んでしまった私は、長期的な利益よりも、目先の利益にとらわれてしまっていたのかもしれません。

さて、トラリピは順調に稼ぎ続けてくれ、私は夢中になりました。

最初は余裕資金で取引をしていましたが、毎日確定益が発生するのが嬉しくて、もっとたくさんの確定益を発生させたくなりました。

そして、私の中の悪魔がこうささやきます。

「インデックスファンドを解約して、そのお金をトラリピに回したら、もっとたくさん確定益を発生させることが出来るよ・・・。」

私はその誘惑を抑えきれなくなりました。

そして、ついにインデックスファンドを解約し、資金をトラリピに回してしまったのです!

それでもしばらくはトラリピは順調で、確定申告をしないといけないぐらい利益を得ることが出来ました。

しかし、その翌年、トラリピは変調するのです。

含み損の恐怖に耐えられなくなる

トラリピとは、さきほども紹介したとおり、

100円で買って、101円で売る
101円で買って、102円で売る
102円で買って、103円で売る・・・

という注文を敷き詰める取引手法です。

この時、相場がどんどん下がったらどうなりますか?

相場の下落に従ってどんどん買い下がることになり、含み損もどんどん膨らんでいくことになります。

まさに、そういった状況が発生しました。

これがもし株式だったら、「それでも持ち続けていれば、世界経済は必ず成長し、いつかもとの水準に戻るはずだ。配当もあるし。」と信じることができます。

しかし、為替相場はどうでしょう?ドル円の歴史を見るとわかる通り、昔1ドル150円の時代があったからと言って、待っていればいつかは150円に戻ると言えるでしょうか。

そうとは限らないでしょう。

そのことに気づいた私は、この投資が報われるのか、急に信じることができなくなり、怖くなりました。

さらに、FXは資金効率を高めるために、レバレッジをかけているため、ロスカットレートが存在します。

そのレートを下回れば、すべての資金を失うという禁断の水準です。

もちろん、トラリピでは、「史上最安値」などの一般的に安全と言われる水準をロスカットレートにするよう、推奨されていました。

私もそのような設定にしていたのですが、よく考えてみると、「史上最安値はどんなことがあっても割られない」という保証はありません。

100年に1度の出来事だとしても、一瞬でも割られてしまえば、資金のすべてを失うわけですから、もう挽回することはできないわけです。

これらの対策として、色々な通貨への分散投資なども行いましたが、根本的な問題として、「トラリピは長期的に報われる投資手法なのか」という疑念が頭をよぎるようになりました。

そして、それに対する私の答えは、「わからない」ということでした。

まとめ

精神を病み、FXで手っ取り早く儲ける方法を模索していた私は、ついにトラリピという投資手法に出会います。

トラリピもFXですから、レバレッジをかけて資金効率を高めており、設定次第で非常に大きな利益を期待できそうでした。

また、「為替相場はランダム・ウォークだから、相場の先行きは予想しない」という考え方も、インデックス投資家だった私の心をくすぐりました。

実際に取引を始めてみると、インデックス投資をやっていた時には存在しなかった「毎日の確定益」というものが思いのほか嬉しく、私はすぐに夢中になりました。

そして、インデックスファンドを解約してその資金を振り向けるまでにのめり込み、一時は確定申告するほど利益を出すのですが、その翌年は含み損を抱えることになります。

含み損を抱えた途端、様々な恐怖が私を襲うことになりました。

そして、長期的にトラリピは報われる手法なのか?という自問自答に対して、私が持ち合わせていた答えは、「わからない」というものでした・・・。

こうして、長い時間と労力を費やしたトラリピと、決別することになります。

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