こんにちは。2級FP技能士の針井です。
FP3級試験に申し込み、試験本番まで残り2ヶ月というタイミングで、「FP3級に合格するために、どんな教材を使って、どんなスケジュールで勉強すれば良いんだろう・・・?」と疑問を抱えている人も多いと思います。
そこで本日は、FP3級試験に90%以上の得点で合格した経験を生かして、FP3級に2ヶ月で合格する勉強方法と勉強スケジュールを紹介します。
おすすめの参考書も紹介しますが、「テキストと問題集はもう持ってるよ~」という人には、その参考書を生かして2ヶ月で合格する方法をアドバイスしますね。
FP3級に2ヶ月で合格するための勉強方法

記事のタイトルにも【完璧コース】と書きましたが、2ヶ月あれば、FP3級合格はもちろん、80%・90%以上の高得点合格も十分狙えますよ。
この章では、FP3級試験に高得点で合格するためのテキスト・問題集と、具体的な勉強方法、勉強スケジュールについて解説します。
おすすめのテキスト・問題集
2ヶ月でFP3級試験の合格を目指す場合は、次の2つのテキスト・問題集をおすすめします。
- テキスト「スッキリわかるFP技能士3級」
- 問題集「スッキリとける過去+予想問題FP技能士3級」
どちらの参考書も、当サイトのFP3級テキスト・問題集おすすめランキングで1位として紹介しているテキスト・問題集です。
この2冊を使った勉強スケジュール・勉強方法について解説していきますね。
FP3級に2ヶ月で合格!スケジュール・勉強方法
FP3級試験本番まで2ヶ月の時間がある場合は、次のようなスケジュールで勉強していきます。
時期 | 内容 |
---|---|
1~2週目 | スッキリわかるFP技能士を読む |
3~4週目 | スッキリわかるFP技能士の問題と解説を繰り返し読む(2周以上) |
5週目 | スッキリとける過去問題の模試を解き、解説を読み込む |
6~8週目 | スッキリとける過去問題の過去問を苦手な分野を中心に読み込む |
それぞれの週について、どのように勉強していけば良いのか順番に見ていきましょう。
1~2週目:スッキリわかるFP技能士を読む
最初の2週間で、「スッキリわかるFP技能士3級」を一通り読んでいきましょう。
「スッキリわかるFP技能士3級」は、第1章~第6章+実技対策となっていますから、2日で1章読み進めていけば、2週間で読み終わります。
「スッキリわかるFP技能士3級」はテキストの後に過去問が載っていますので、そちらもしっかり読んでいってくださいね。
FP3級を受検する人は、お金の知識について初めて勉強する人がほとんどだと思います。
そこで、最初の2週間でテキストを読んで、「FP3級の内容ってこんな感じなんだ~。」ということをなんとなくで良いので理解しましょう。
この段階では、問題集や過去問を自分の力で解けなくても、全然OKです。
「FP3級の雰囲気がなんとなくわかった!」と言えるようになることを目標にしましょう。
3~4週目:スッキリわかるFP技能士の問題と解説を読む
「スッキリわかるFP技能士3級」を一通り読んだら、次は「スッキリわかるFP技能士3級」の学科と実技の問題と解説の部分だけをもう一度最初から読んでいきます。
テキスト部分は読まなくて大丈夫です。
解説を読んでもどうしてもわからない時だけ、該当のテキスト部分を読むようにしましょう。
どうして問題と解説の部分だけを読んでいくのかというと、FP3級に合格するためには、それが1番効率が良いからです。
FP3級試験は、過去問と同じような問題が繰り返し出題されます。
そのため、FP3級で合格点を取るためには、重要な過去問をそのまま覚えてしまうのが、1番力が付くのです。
目標は、1週間で「スッキリわかるFP技能士3級」を1周するペースで読み進めることです。
そうすれば、勉強を始めて4週目には、「スッキリわかるFP技能士3級」の過去問を3回読み込んだことになります。
これだけで、FP3級試験の合格点である60%を超える力がついているはずです。
もちろん、出来る人はもっとたくさん、何周でも読み込んでくださいね。
やればやるほど力はつきます。
5週目:スッキリとける過去問題の模試を解く
「スッキリわかるFP技能士3級」を一通りやり終えたら、FP3級試験で合格点を取る実力は備わっているはずです。
このあたりで、「スッキリとける過去+予想問題FP技能士3級」についている予想模試を解いて実力チェックをしてみましょう。
もちろん、学科試験・実技試験ともに、時間を計って解いてくださいね。
解いた後は、解説をしっかり読んで復習することも忘れないようにしてください。
6~8週目:スッキリとける過去問題を苦手な分野を中心に読み込む
予想模試の結果はどうでしたか?合格点は取れましたか?
合格点が取れたかどうかということも大事ですが、「スッキリわかるFP技能士3級」で勉強した問題が、模試で解けたかどうかということが1番大切です。
「スッキリわかるFP技能士3級で勉強したはずなのに、模試で自分の力で解くとなると、思い出せなかった・・・。」という人は、まだ「スッキリわかるFP技能士3級」のやり込みが足りないのかもしれません。
そういう人は、6週目以降も「スッキリわかるFP技能士3級」の復習に時間を使うという判断をすべきかもしれません。
そこは、自分の感覚で判断するしかありません。(これが独学のツライところ。)
「スッキリわかるFP技能士3級で勉強した問題は模試でもだいたい解けた!合格点も取れた!」という人は順調です。
この調子で、高得点合格というさらなる高みを目指しましょう。
この時点でFP3級試験本番まで3週間ありますから、自分の苦手な分野を中心に、「スッキリとける過去+予想問題FP技能士3級」の過去問を解いて、問題演習量を増やしていきます。
どれだけたくさんのパターンの問題を解いたかということは、実力アップに大きく影響してくるからです。
また、得意だと思っている分野も、まったく勉強しないと忘れてしまいますから、ほったらかしにせずに、記憶を保つ程度には復習するようにしてください。
他のテキスト・問題集をすでに買っている場合

この記事では、おすすめのテキスト・問題集である「スッキリわかるFP技能士3級」と「スッキリとける過去+予想問題FP技能士3級」を使った勉強スケジュール、勉強方法を紹介してきましたが、「もう他のテキストや問題集を買っちゃったんだよな~」という人もいると思います。
そんな人のために、それらの参考書を使って2ヶ月で合格を目指す場合の、基本的なスケジュールについても紹介しておきます。
テキストは前半の1ヶ月以内に読み終える
FP3級の勉強をはじめるにあたって、まずはテキストを読み始めると思いますが、テキストを読むことに時間をかけ過ぎないことが大切なポイントです。
FP3級のテキストはだいたいどれも400ページぐらいあると思いますが、この中で試験で出題されるところは限られています。
その「試験で出題されるところ」というのがまさに過去問で、過去問で出題されたところを覚えることが大切なわけですが、いきなり過去問に挑戦するのはハードルが高いので、まずはテキストを読むわけです。
テキストを1回読んだらすぐに過去問に挑戦し、テキストはわからないところを調べる辞書として使うようにしましょう。
後半の1ヶ月は100%過去問演習に使う
2ヶ月でFP3級の合格を目指す場合、少なくとも後半の1ヶ月は、過去問の勉強に費やしてください。
もし、購入した問題集の収録問題数が多いのなら、テキストを2週間くらいで読み終えて、1ヶ月半を過去問演習に使っても良いぐらいです。
FP3級試験に合格するためには、問題集の問題文を読んだ瞬間、解答と解説の内容が頭に浮かぶ状態になることが必要です。
どんな参考書を使う場合でも、「テキストに時間をかけ過ぎて、過去問をやる時間が足りませんでした~。」ということにだけはならないよう、注意してください。
FP3級に2ヶ月で合格するための勉強方法まとめ

FP3級試験の申し込みは、だいたい試験本番の2ヶ月くらい前に行われます。
そのため、FP3級試験に申し込んで勉強を始めた人は、2ヶ月でFP3級の合格を目指すことになりますね。
FP3級の合格を目指すうえで、2ヶ月という時間はかなり余裕があり、頑張れば80%以上、90%以上という高得点での合格も十分可能です。
FP3級試験本番まで2ヶ月というタイミングで勉強を始めている時点で、他の受検生よりも大きなアドバンテージですが、間違った勉強方法をしてしまえば、たちまち苦戦してしまうことになります。
FP3級試験に合格するためには、勉強の早い段階でテキストを読み終えてしまい、残りの時間を過去問の攻略にそそぐことがとても大切です。
この記事で紹介した「スッキリわかるFP技能士3級」と「スッキリとける過去+予想問題FP技能士3級」に載っている過去問を2ヶ月かけてマスターすれば、間違いなく高得点で合格することができるでしょう。
他のテキストや問題集を使っている人も、「テキストは早めに終わらせて、少なくとも後半1ヶ月は100%過去問演習に使う」ことを忘れないでくださいね。
FP3試験本番まで2ヶ月ある人は、ぜひ高得点合格を目指して頑張りましょう。